聖時間の途中、私の主人であるジュリオから "カルワリオの丘の十字架に,聖母が乳をたくさん降ろして下さったと言う伝言を受けたので、 聖時間が終って行ってみてはどうか"という連絡が来ました。私は主と聖母の呼びかけを強く感じ,すぐ2人の神父様と主人と協力者の何人かと共に聖母の小山(シンガン山)に行きました。
カルワリオの丘の十字架のイエスの像を保護するために設置されたアクリル壁の内側に多くの乳が降りていましたが、私達が調べている間にも香油が透明アクリル壁の内外のあちこちに降りて来られました。その光景に神父様も協力者も、私も殆ど同時に"お~ここにも!お~!あそこにも~"と感嘆の声を連発して歓呼しました。
十字架像の主イエスを眺めると、左の目に涙が置き少し流れ、服にも流された体液(津液(しんえき); 体内からしみ出る液)が玉を成していました。その時、主イエスから切なく、しかしとても優しく言われました。
主イエス:極悪非道な罪びとの改心の為にも、断末魔の深刻な苦痛を美しく奉献する極めて愛する私の小さな魂!そして私の母に従って迫害を受ける私の愛する全ての聖職者、修道士と子供たち。大堕落の威嚇と滅亡の危険に直面しているこの時、 父なる神の義の怒りは空高く突き進んで罰をお与えになる直前なので 私の小さな魂の二重の死に至る苦痛は一層深刻化されて行きます。
私の母マリアは罪びとが改心し、新しい復活の人生を生きるように、今までこの世のどこでも見せなかった前代未聞の奇跡をナジュで、偉大な役割に呼ばれた私の小さな魂の愛に満ちた嘆願(たんがん)と犧牲が伴った贖い(あがない)の苦痛を通して絶えず見せてくれました。
しかし 油を注ぎ立てた牧者たちまでも、大多数が目覚めないで、羊の群れを地獄の道に引き渡しているので私はこれ以上ただ見る事は出来ま せん。しかしあなた達の 神であり、御父の怒りも、他にまわす事が出来る私の母の願いを 私がどうして断る事が出来ますか。
物質文明は高度化し発達していますが、霊的にはすでに、満身創痍(まんしんそうい)になった人類は不毛の荒野で生きている危険と、避けられない災難に処しながらも、 太平を謳歌しながら安易に生活しています。
しかしソドムとゴモラの時代と、ノアの洪水の時のように滅亡されないので傲慢になるだけ傲慢になっています。第2のバベルの塔を積まないように、私と私の母を知っているあなた達だけでも、良い麦に選ばれた事を忘れないでいつも「生活の祈り」で武装し、天地にはびこる分裂の悪魔を立つように、最後の晩餐の過ぎ越しの神秘と復活の神秘過ぎ越しの神秘を永続させなさい。
私は常に私と私の母のために 犠牲をし、償いながら働くあなた達の一挙手一投足(細かないちいちの動作)を守って保護し、一融即発(いっしょくそくはつ=危機に直面している事)の危機から助手不及しても安全に救い出し、怪我させないでしょう。
主イエスの言葉が終わると聖母が親しいながらも悲しい語調で言われました。
聖母:罪びとが改心する事だけを望んで苦痛を受けなければならない愛する私の娘!差し迫って来る災難を免じるために特別に呼ばれたあなたが、残酷に軽蔑され、侮辱にあい 心臓を刺して四肢をねじる恐ろしい苦痛の中にも美しく奉献してくださいました。 だから、あなたに従ってナジュに小さな魂たちが集まって祈っているのではありませんか。それで神が義の怒りを遅らせておられるのです。
瞬間ごとに二重の死に達する殉教者的苦痛で捧げた私の小さな魂!それであなたにありがたくてまた申し訳なく思うのです。所で罪びとの改心のために殉教する子供がはたして何人になることでしょう。ですからどうしましょう。
私の子イエスと私が、ナジュで行なっている前代未聞の奇跡が(カトリック)聖なる教会で受け入れられる時、私の息子イエスと私の愛は、ごうごう燃え上って、 焦土の上でも若芽が萌え出るはずで、神の怒りの杯の代わりに祝福の杯が与えられますから、その日のためにあなたがそんなに激しい苦痛を受ける事ですので、もっと美しく奉献してください。
愛する世の全ての子供よ!
世の中は大堕落で、より一層罪悪が 勢いよくなり、滅亡の危機に直面していますので、私の小さな魂を通して呼んで集めたあなた達の犠牲と「愛の祈り」が切実に必要な今は戦闘に入る時です。
改心しなさい。神の義の怒りを恐れず、私の息子イエスと私が与える愛のメッセージも受け入れないで、災難に対する警告を無視するなら、神の怒りで恐ろしい災いが下ります。 災いが来ないように、毎日、毎瞬"生活の祈り"(日々の行動、思いを祈りとして捧げる事)で武装しなさい。
今この世は罪悪に満ち罰が与えられる直前なのに、呼ばれた私の司祭、子供までも、改心するどころか、愛に満ちた私の呼びかけと警告にも、返って誤りと不意に妥協し神を犯しています。とても目を開けては見ておられなくて、 私の息子イエスと私の心は、燃え盛って、活火山のようになったのです。
今、世界の各所で起きている多くの災難に対する救済策が何なのかを前代未聞の数多くのしるしを何度も見せながら、重言しながら数えきれないほど話しましたが、光州(クアンジュ)大教区では承認どころか、いろいろな警告も無視したまま、調査するつもりは全くなく,かえって悪いデマを強弁飾言しながら、ユダとカインの役割を兼ね備えています。どうして神様は怒らないでおられますか。
彼らが口を噤んだら石達が音を張り上げるので、早く私の息子イエスと共同共贖者のこの母の話を、彼らが受け入れて、世の救いのために改善是正しなければなりません。
もうすでに、神の怒りの杯が溢れている非常に重大なこの時期に、呼ばれたあなた達は世の救いのための最後の努力で、苦心するこの母のみ旨を、全世界の聖職者達と子供が受け入れるよう、殉教の精神を発揮して愛のメッセージを勇敢に伝えなければなりません。
愛する私の娘を通して伝える、私の息子イエスと私の愛のメッセージを受け入れて実践する時、 霊魂と肉身も治癒されて、天国に行く近道になるのに私に従う聖職者と子供がきわめて少数に過ぎませんので全ての魂を滅亡に導こうとするサタンが冷酷に望む、 阿鼻叫喚(あび‐きょうかん)註)の大災難が終わりません。
しかしナジュが承認されて世の全ての聖職者と子供が、私の小さな魂にあげた愛のメッセージを受け入れ実行するなら、神様の震怒の杯は止まり、新しい夜が明けて、神様の国が来るでしょう。
愛する私のすべての子供よ!
今は神様の震怒の盃が、溢れこぼれ、神様の峻厳な警告が近い内に下されて多くの人々がぶるぶる震える事になるでしょう。今はこれ以上ためらいながら迷う 時間がない事を肝に銘じなさい。
天と地と海で起こる重大な 災いがあちこちに下りている今、アーメンで答えたあなた達は、自由意志までも私にすべて任せ、イエスのみ心と私のみ心のうちに沈潜(ちんせん)し、全て溶(と)かし、一致して仕事をする事を望みます。
私の子イエスと、私に従うあなた達は心配せずにより一層、愛の力を発揮して英雄的に忠誠をつくしなさい。
親、子供という呼ばれを受けたあなた達は、後ろを向かないなら、いかなる天災地変が起こっても私の息子イエスと私のマントの中で守り保護され、最後の日、喜びと愛と平和だけが一杯ある神様の国天国で、天使らの擁護を受け、永遠の 幸福を享受するでしょう。
註)【阿鼻叫喚】あび‐きょうかん :
1 仏語。阿鼻地獄と叫喚地獄とを合わせた語 。地獄のさまざまの責め苦にあって泣き叫ぶようすにいう。
2 悲惨な状況に陥り、混乱して泣き叫ぶこと。
昨日の夜から続く苦痛で苦闘していて、頭から血が流れているような感じでしたが触ってみると血は出ていませんでした。今日は、聖母の小山に、遅くとも午後2時30分までに到着する予定でしたが、3時過ぎに到着しました。車から降りるや否や極度の苦痛になり、脇を抱えてもらいしばらく歩いている時、茨の冠の苦痛が始まり、額から血が流れ出しました。御血礼拝室の前では極度な鞭打ちの苦痛が始まりました。
主イエスの苦痛に参加しながら十字架の道を登る時、茨の冠で更に出血が多くなり、前を見る事が出来なくなりました。多くの人はこれ以上、十字架の道を登る事は無理だと言いました。しかし教会の磐石(いわお)のペトロの後継者である教皇様のため、そしてこの世のすべての聖職者が神様の代理人としての本分を尽くせるように苦痛を奉献し、又ここに集まった巡礼者と、罪びとの改心のために嬉しく奉献しながら、茨の冠をかぶって十字架を担いました。
第3留で倒れた時、茨の冠の茨が深く刺さりましたが、鞭打ちの苦痛が余りにも極度で、その苦痛を感じる事も出来ない程でした。第12留では全身の力が抜け、死を直感して'お父さま、私の霊魂を受け入れて下さい。私が死ぬ事でナジュが一日も早く承認され、すべての子供が救われるようにして下さい。特に教皇様、及びこの世のすべての聖職者の聖化のため、この身体をあなたにお任せして捧げます'と言いながら、気を失いました。この時きらびやかな光が照りながら、かすかに軍楽がきこえていました。私はいつの間にか御父である神様の前に立っていました。
御父:"幼子よ! どうしてその苛酷な受難の杯(さかずき:苦労、苦しみの事) を避(よ)けないで、命を惜しまず苦難を受ける事が出来たのか?"
ジュリア:"つまらないこの罪女、当然しなければならない事をしただけです。
御父: "幼子よ! 罪に満ちているこの世に徴罰を降ろしたくても、命までも惜しみなく差し出した君のような小さな霊魂がいるので、高く上げた私の正義の手を下す事は出来ません"
ジュリア:"お父さま、私は本当に至らぬものです。ぜひ聖職者が神様の代理人として、本分を尽くし、道にさ迷う羊の群れを正しく導き、 全世界が 改心するようにお願い致します。"
御父: "さあ、それなら君が又世の中に出て言って叫びなさい。君と共に尽忠竭力(じんちゅうけつりき:忠義をつくす)する小さな霊魂が世の中にいないならば, 漆黒(しつぼく:漆のように黒い)のような闇で埋まったこの世は灰に変わる事になる。もう一度機会を与えます。早く出て言って叫びなさい。
そして私に息を吹き入れ、世の中に向かって手を伸ばし、祝福して下さる姿を見ました。その瞬間、精神が戻ってきました。空の黒いものは取り去られて晴れ、祈っていると聖母の小山(註:シンガンは土地名。この山の事をナジュでは聖母ドン山と呼んでいる) にきらびやかな光が、日差しのように降りて来ました。私は心の中で叫びました。 おお、私の主、私の主よ! 主が流して下さった御血の一滴でも、全世界をお救いになる事ができるのです。私はひたすら主のものですから、主の御旨のままに私を使ってください。私か耐え忍んでいる苦しみが一つでも空しくならないように、主が取り計らってください。" と言うと、主イエスの親しくて親切な声が聞こえてきました。
御父:
"もちろん、そうしますとも! 心悦誠服 (心の底から喜んで真心をつくし従順する事)する私の愛する小さな霊魂よ! 人類の救いのために粉骨粉身 (心身の続く限り力を尽くす事)する私の苦痛に参加して苦労したのですね。 腐敗するだけ腐敗して聖父なる神の威厳まで、触犯したこの世は、炎々と燃え上る硫黄の火の災難を免がれる事は出来ませんが、あなたと共に苦心血誠 (心と力を尽くす限りない誠意)する小さい霊魂について共に祈る霊魂の祈りの声が空高く立ち上がったので聖父なる神が義憤 (ぎふん)の杯(さかずき:苦労) を遅らせられるのです。
極めて愛する私の小さな霊魂よ!
私の苦痛に参加して、真の神の民として虐待を受ける事を選んだ、私の愛する幼子よ!
いつも至らぬ罪びとだと告白し、走り近づく、あなたの苦心血誠で父なる神の傷ついた心、そして活火山になって消魂断腸 (憂いと悲しみで心が陥って、はらわたが煮えくり返るような苦しさ) した私と、私の母の心に、静々と濡らす甘い雨になってくれるのですね。私はいつも、私の母と共に、あなたを守り保護するでしょう。どんな状況でも勇気を失わずに、あわてる事、不安に思う事も止め、私と、私の母に信頼し、すべて委託しなさい。それであなたの一挙手一投足を誰も侵(おか)せないように、守り見守るでしょう。
私と私の母の呼びかけにアーメンで答え走って来た、愛する私の司祭と子供たちよ!
2000年前に私を殺す目的であらゆる罪名をかぶせた大司祭たちの非放水湖註)のようなクァンジュ教区の破釜沈船(はふちんせん:死ぬ覚悟でけんかに臨む。)は マソニック(フリーメイソン)と力を合わせて、私を再度、死に追いこんでいます。 だから私をわかるあなた達だけでも漂う船のように動揺しないで、どっしりと構え、私の選んだ小さい霊魂を助けて下さい。今、私の母マリアの勝利の時が近づいているので、勝利のために心と力をつくし、精意を尽くして下さい。
今、私が親しく油を注いで立てた牧者までも敗亡(負けて逃げる)する、悪魔の走狗(そうく:人の手先となって使われるもの) に転落した彼らの堕落は、日ごとに激しくなり、背教と不忠の視角が迫って私が立てた教会さえ崖っぷちに来ています。
霊的に目覚めていることのできない彼らは、分裂の悪魔と結集して人々を幻惑し、巧言異説(こうげんいせつ) で、偽りを真実のように糊塗(こと:一時のごまかしに取りつくろっておくこと) して牽強付会(けんきょうふかい:自分の都合のいいように無理に理屈をこじつける事) していますが彼らのごり押しが杯水車薪(はいすいしゃしん:一杯の水を一つの牛車の薪の火に振りかける事で、出来ない仕事を無謀にする意味) だったのが間もなく現れる事になる事で、矛盾撞着(むじゅんどうちゃく:つじつまの合わないこと) の威勢も庵耳盗鈴(あんじとうれい:耳をふさいで鈴を盗む意味。すべての人がその誤りをすべて知っているのに、浅はかな知恵を使って人を欺こうとする事) であった事が必ず、現れるでしょう。
それでも彼らが終わりまで、私と、私の母を受け入れないで、拒否するなら、最後の日、私も彼らを知らないと言う事になります。だから彼らのために祈りなさい。
彼らがこのように、自ら破滅を招いている時、あなた達は彼らの話に耳を傾けないで、このように共に、集まり、犠牲にして贖(あがな)いの気持ちで祈っていますので、真の惨不忍見 (とても残酷で見るに忍びない事) するように、切り裂かれたみ心を縫う愛の裁縫師になってくれたのですね。
極めて愛する私の代理人とすべての子供よ!
あなた達は私の母が用意した、偉大な都城(ナジュの事)を訪問する、かわいい子供ですので間もなく、あなた達の主なる神にお目にかかる事になるでしょう。その時には、聖母の小山に新しい葡萄酒が流れ,丘ごとに乳と蜜が溢れこぼれるように、永遠無窮(えいえんむきゅう:無限) にあなたたちと共にいるでしょう。
言葉が終わって目を開けると、暗かった空が、すぐに晴れ、明るくなって太陽は、きらびやかな光をさしていました。
註) 非放水湖:水が流れ込むばかりで流れ出さない事。