イエス様と聖母様のメッセージ - 1989年

 
1989年

01月08日 形式的な祈り、訪問、奉仕活動などを活性化しなければなりません。

01月15日 神の恵みの地位に呼ばれた子供たち。

01月29日 誰か私を十字架から下ろしてくれる者はいませんか。

02月23日 私のそばに聖櫃を備えて、ミサを捧げるようにしてください。

07月05日 目の中に入れても痛くないほどの私の可愛い子である司祭たち。

08月26日 今この時代の大きな戦いは霊的な戦争です。

08月29日 迫って来る災難を兔れるためには。

10月14日 血の涙ながらに訴える私の言葉を肝に銘じなさい。

11月26日 天国の門は狭く、小さな霊魂が入る。

11月27日 体面と人目のために、この母を知らない振りではいけません。

 
 
1989年1月8日 (9時10分) 形式的な祈り、訪問、奉仕活動などを活性化しなければなりません。

苦しんでいた私は、聖母が血の涙を流されると言う連絡を受けて行って見ました。そこに、全州(チョンジュ)教区のレジオ・マリエ団長と団員たちが来て祈っていました。その方たちが聖母の家の小聖堂に到着した時には、涙の跡もありませんでしたが、朝7時40分から8時30分まで血の涙を流されたと言います。

私が到着した時は、既に血の涙は乾いていて、涙だけを流しておられました。その方たちと一緒にロザリオの祈りを捧げている途中に、脱魂状態に入った私は驚きました。余りにも多くの人波の中から大きなわめき声が聞こえ、それは互いに相手を殺そうとする大きな暴動でした。その時、天から光を発しながら美しい聖母が現われられま
した。

頭には12の星のついた月桂冠を頂かれ、燦爛とした光を発しになり、服と姿は前のようでしたが、顔は物思いに沈まれておられ、ロザリオの祈りを捧げている私に、涙をはらはらと流されながら、言われました。

聖母:
娘よ、御覧なさい。あの数多くの子供たちが罪悪の泥沼で神の義の怒りを招いています。もっと沢山の祈りが必要です。もっと多くの犠牲と償いが必要です。奉献した子供たちが余りにも不足です。形式的な祈り、形式的な訪問、形式的な奉仕、形式的なレジオ活動など、これらのすべてを活性化しなければなりません。本当の愛をもって祈る心で、隣人を、主イエスを迎えるように迎えなければなりません。

皆に伝えなさい。私はどんな子供にも愛を恵みます。しかし、愛を受け取るどころか冒涜して、排斥する子供が余りにも多くて、私の心が非常に痛み、私の耳に耐え難い、悪い言葉などが聞こえて非常に辛いのです。

この時、おびただしい人々が互いに中傷し合って、仲違いさせ、判断、冒涜、侮辱、批判、へつらい、涜聖などの罪を犯して、傲慢で疑念と嫉妬をし、怒りをおこして、天を突くような大きく喚く声に、私の耳も、言葉では言い尽くせないほどに痛み始めました。

聖母:
天の女王として尊敬を受けなければならない私が、地上の子供たちのために絶え間なく苦しみを味あわなければなりません。娘よ、悲しまないでください。あなたが経験しているすべての苦しみが主イエスの苦しみに参同して、私と一緒に罪人の改心のために捧げられるのではありませんか。

私はあなたを苦しめているこの激しい戦闘を無くしません。この戦闘はまさに祈りと犠牲と贖いが必要なので、あなたのすべての激しい戦闘が多くの霊魂に与える恵みと祝福に変化するのです。霊魂を聖化するために、神が計画された、しれつな戦いなのです。

ノアの洪水とバベルの塔を知ていますか。その時よりも、今の罪悪がもっと軽いと誰が言い得るでしょうか。神の怒りを無視してはいけません。しかし、そうだと言っても、罰が恐ろしくて罪を避けると言う事は、主が求められる事ではありません。愛を要求されるのであり、天の火が世に落ちないように、悪習と堕落に沈み込んだ子供たちのために、私は果てしなく苦しみを味わいながら祈っています。

しかし、私の与えるメッセージを受け入れないで、続いて世と妥協して、天上の事に協調しなければ、その時には後悔しても、もう時は遅いでしょう。人間と人間を通して罰が与えられる事も有り得ますから頼むのです。死の滅亡のどん底である地獄の恐ろしく取り返しのつかない刑罰の状態では、即ち消えない火の中では、うじは死にません。こんな霊魂たちが断罪されず、すべての人が救われるように一緒に祈りましょう。さようなら。

聖母は言葉を全部言い終られて、頭をちょっと左側に下げ、“さようなら”と言い、右手を少し上げて見せられながら消え去られました。聖母の姿の中で“さようなら”と言われた時の姿より、さらに美しい姿は見た事はなかったようです。私は心が吸い込まれるようでした。

 

1989年1月15日 代理の輸血者として恥じるところがないように、より聖なる司祭となって。

眠り込んだ私を起こされた方は聖母でした。

聖母:
起きて祈りましょう。ジュリアよ、起き上がって、私と一緒に司祭たちのために祈りましょう。

聖母の言葉を聞いて起き上がって見ると、聖母は涙と、血の涙を流されながら、箪笥の上に現われになり、以前のように美しい声で言われました。

聖母:
おお、愛する私の娘よ!苦しみの中でも、嬉しく私に従う私の小さな霊魂よ!
時には苦しみに押さえ付けられて、悩み、失望して、重い十字架と共に倒れて立ち上がる事ができない時は、助けられるどころか十字架の上に重い石をのせられた状態ですから、どんなに苦しかった事でしょう。少しの小さな過ちにも悩むあなたのその心で、私は慰められます。

娘よ! 誰でも欠点や不完全さを皆が持っています。でも努力して、それでも過ちを犯した時、すぐ痛悔して主に許しを願い、真心をもって改めようと決心を新しくする時、私は私の子イエスと共に喜んで助けてあげます。

娘よ! 誰があなたのように私の事を心配してくれるでしょうか。忠実で小さな霊魂はそうします。一緒に祈りなさい。神の恵みの地位に呼ばれた子供たちは、苦しみが沢山伴って誘惑も沢山伴いますが、私の与えるメッセージに従って生きる子供たちはこの世では苦しくても、来世では勝利の冠を受けるでしょう。

教皇と樞機卿と司教たち、そして司祭たちのために絶え間なく祈って、犠牲を捧げ、償いなさい。彼らも私の与えるメッセージを正しく受け入れなければならないのに、受け入れない司祭も少なくないのです。科されるはずの罰を食い止めるために、愛する私の司祭たちが早くこれを受け入れなければなりません。

教皇と樞機卿と司教たち、そしてすべての司祭たちに私のすべてを与えても惜しくはありません。目の中に入れても痛くないほどの私の可愛い子である私の司祭たち・・・彼らのために、今日も、私は祈って、代わりに苦しみを受けながら奉献しています。

実を結ぶために神に向かって進んで行く時、悪魔たちの攻撃がもっと強化され、実を結ぶ事ができないように、どれほど余計に気ままに振る舞われる事でしょうか。司祭たちを通して私の子イエスは輸血者となっています。神聖でなければならない、その司祭たちが誘惑に陷らないで、より聖なる司祭となって、引き受けた召命を全うし、主の代理の輸血者として恥じる者となってはなりません。父と子と聖霊が一つであるように教会と家庭と社会が皆一つに一致するように多くの祈りを願います。

あなたの小さな犠牲と償いを通して私の愛する司祭たちが苦しみの恩恵で聖なる使命に答えるなら、彼らは神と霊魂のために英雄的な仕事をするようになるでしょう。

全世界は滅亡に向かって突進しています。悪魔たちは破壊しようとあらゆる手段を使うでしょうが、皆が一致すれば、きっと勝利を得るのを見るでしょう。私は私の慈悲と愛の勝利をもって世を救おうとしていますので、あなたたちが信頼を持って私の手を取って私と共に祈るなら、私の心は勝利を得るでしょう。きっと勝利を勝ち取るでしょう。娘よ!この次にまた会いましょう。では、ごきげんよう。さようなら。

聖母の姿はすぐ見えなくなり、消えてしまわれました。

 

1989年1月29日(午後240分から355分まで)
 誰か私を十字架から下ろしてくれる者はいませんか。

今朝受けた苦しみのため起き上がる事が出来なかった私は、担架に乗せられて修道院の畳の部屋に移され、すぐ再び苦しみが始まりました。茨の冠の苦しみ、十字架の苦しみ、槍に突かれる苦しみ、心が燃える苦しみ、七つの矢が心臓に立つ苦しみを受け、また聖アンドレア金大建(キム・テコン)神父 (1846年9月16日、韓国のソウルで殉教された韓国第一代の司祭) が殉教された時の苦しみを受けました。

字架に付けられた主イエスの側に、この上もなく美しい聖母が白い服の上に青いマントをはおり、手にはロザリオを持って、悲しく泣いていおられました。その周りでは、多くの群衆が互いに戦いながらわめき叫ぶ声が聞こえて来ました。主イエスは罪人たちが射続ける矢に当たって、汗と血を流されました。そしてその十字架の主イエスが言われました。

主イエス:
誰か私を十字架から下ろしてくれる者はいませんか。

群衆に向かって叫ばれましたが、近づいて来る人が何人かいただけで、誰も主イエスを下ろす事は出来ませんでした。罪人が罪を犯す度に茨の冠が深く打ち込まれるので、ひどく痛まれる主イエスを御覧になり、聖母が、“いやです!いやです!” と言い、眺めながら悩まれる姿は到底言葉では言い尽くせないほどに切ないのでした。一時間くらいの苦しみが終わった後、聖母は優しく言われました。

聖母:
苦しみを受けなければならない私の娘よ! あなたが耐え忍んでいる苦しみと犠牲と償いを通して、岩のように固くなった霊魂たちの心も溶けますので、私の子イエスと私は慰められます。

悪魔たちの横暴は日増しに激しくなり、熱心な霊魂たちまでも倒そうと、あらゆる手段と方法を選びません。サタンがどんな姿をしてまであなたに近付こうとするかをよく見たでしょう。私の愛する聖人たちまでも恐ろしい誘惑を受けたと言う事を知らなければなりません。

ジュリアよ!あなたは今日、私の心の中で勝利を収めました。サタンは私の教会を崩す事を願って、霊魂の生命を破壊しようと狙っています。しかし愛の盾を取って戦う時、彼らの正体は暴かれてしまうのではありませんか。

ジュリア:
そうです。母さま、続けて助けてください。

聖母:
御覧、この世は誤りに染まって腐って行っています。驕傲 (おごり高ぶる事) と卑怯な厭世主義者、不正と腐敗に明け暮れて偽善的な嘘をもって、涜聖的な行動をする利己主義者たちのために、私の子イエスは絶え間なく十字架に釘付けられています。それで第3次世界大戦を通して罰が与えられる事も有り得ますから、また頼みます。娘よ!苦しみをもっと受けますか。

ジュリア: はい、母さま! どんな苦しみでも皆受けます。

私は手を高く上げて苦しみを願いました。

聖母: 彼らを御覧なさい。

聖母は沢山の群衆を示されましたが、戦争とけんかの音がやかましく聞こえて来ました。

聖母:
愛が抹殺されて一致する事ができず、人間と人間が罪悪の中で叫ぶ、大きく喚く声が戦争の騷音になり、天を突くような痛みで神の怒りを招いています。あなたが受ける茨の冠の苦しみと十字架の苦しみ、そしてこれから受けなければならない聖アンドレア金大建神父の殉教の苦しみを通して、教皇と樞機卿と司教と聖職者と修道者たちが一致して、私の子イエスと共に愛の十字架を背負ってカルワリオの山を登るでしょう。世界平和と罪人たちの改心のために絶え間なく一緒に祈らなければなりません。

その後、私はすぐ聖アンドレア金大建神父の殉教の苦しみを受けました。聖アンドレア神父は堂々と首をまっすぐ立てて差し出しました。二回目も非常に苦しくても、神の光栄のために再び血と汗を流しながら首をのばして差し出し、三回目もそうでした。

四回目以後はほとんど動く事が出来ませんでした。八回目に首を打ち下ろされてから、主イエスが皆に光を照らしてくださいましたが、私は苦しみから覚めて、“主イエスの光を受けてください”と叫びながら目を開けると、レイモン神父、ゾン神父、その他の神父、また修道者、修道女たち、一般の信者たちが見守っておられました。私は人間的に恥ずかしくなりました。そして、どれほどの大汗をかいたのか、服がびっしょり濡れていました。

1989年2月23日 私のそばに聖櫃を備えて、ミサを捧げるようにしてください。

私は悪賢い悪魔の横暴に対して考えていました。悪魔はいろいろな形態の仕方で、人間を通して攻撃して来るので悩みを味わいますが、神の深奥な愛をもってすべてを任せ、信頼する心をもって祈りました。どのくらいの時間が経ったのでしょう。突然ある声が聞こえて来ました。

サタンの声:
ジュリアよ! この頃、あなたは余りにも沢山の苦しみを受けています。これからは、少し休みなさい。主イエスも休みながら祈られました。

私は聖母のお言葉だと思い、今まで苦しんで来たすべてをよくご存知ですから、これからはちょっと安らかに休むようにしてくださるのだと思いました。ところが、なぜ辛く苦しい事を克己をもって奉献しようとするこの四旬節に休みなさいと言われるのだろうか、少し不思議だと思いました。何故ならば、聖母は“あなたに与えられたあの多くの苦しみなど、そしてすべての肢体を捻じ曲げて心臓を押しつぶす恐ろしい苦しみさえも美しく奉献しなさい”と言われたからです。

サタンの声:
今まであなたが罪人たちのために犠牲にして来た功徳は天国に満ちていますから、天国の宝はあなたのものです。今は、あなたが安らかに休みながら苦しみのない生活をしても、神は非常に喜ばれるはずですから、小聖堂の仕事も、これからは、皆、他の人に任せて、メッセージはもうそのぐらいにして伝える事をやめなさい。今からは、私が事を取り計らいますから。

ジュリア:
それでは、どうすれば良いのでしょうか。

サタンの声:
今からは、私の意のままに事が進みますから、あなたはもう家庭に戻りなさい。熱心に家族だけの面倒を見れば、私がすべての富貴栄華を全部授けます、私の言葉にそのまま従いなさい。ご主人の出世も、子供たちの将来も、心配しなくても良いのです。分かりましたか。

ジュリア:
何をおっしゃりたいのか、よく分かりません。

“富貴栄華を・・・“と心に思っていた時、

サタンの声:
今からあなたを楽にしてあげると言うのが、いやですか。

どう考えても、私は聖母の言葉ではないような気がしたので、

ジュリア:
あなたはどなたさまですか。姿を見せてください。

サタンの声:
私はあなたの愛する母マリアです。今から私の話をよく聞かなければなりません。レイモンド・スピース神父とも、これからは関係を絶ちなさい。あなたは韓国人なのに、どうして外国人と手を取りあうと言うのですか。今からは、私だけに従いなさい。私があなたを直接指導します。

ジュリア:
スピース神父と手を取りあわせてくださった方は私の母マリア様です。私の命は神が与えてくださいましたから、神が考えてくださいます。富貴栄華を願った事もなく、生き長らえる事を願った事もありません。ひたすら神のみ旨がこの地上で行われる事だけを望んでいます。

サタンの声:
この馬鹿なしれもの。命が惜しくなければ、今日、お前を引いて行こう。俺がようやく準備しておいた俺の霊魂たちを、お前が皆取り返すのは、もう我慢ができない。お前さえ無くしてしまへば、俺は安心できる。そして司祭たちの脈も切ってしまう。

その時から、ひと事も言えませんでした。反抗も出来ませんでした。そのまま、押さえ付けられて死ぬかと思いました。どのくらい時間が経ったのでしょう。夢うつつに目を開けて見ると羅州の泣かれる聖母が何も言われず、哀れみをこめて眺めておられました。世俗の母親が自分の子供が痛くて呻いている時、余りにも切なく自分が代わって苦しみたいと思う、そのような表情でした。

母さまと呼びながら話そうとするのに声が口の外に出ませんでした。それで、身悶えしながらずっと母さまと呼びましたが声が出ませんでした。もう一度大きく母さまと呼びましたが、その声にびっくりしてはっと起き上がりました。その時、時間は夜明け5時でした。見回したら、私が使う小さな机も引っ繰り返っていました。

母さまが何かの話しがあったようで、体をきれいに洗って聖母の家の小聖堂に行きました。小聖堂の戸を開けると、すぐバラの香りと百合の香りが鼻にあふれるほど濃く漂っていました。私が歩いて入って行く時、聖母も奥から来られ、私が立ち止まった時、聖母も立ち止まられました。

その距離は手を取り合えるくらいの距離でした。

聖母: 娘よ!ありがとう。

ジュリア:
母さま、どうして、こんなに何もできない無能な罪人を、これほど愛してくださるのですか。

聖母:
私は単純で小さな者に私の愛を伝えます。小さな霊魂は称賛とか名誉とか光栄を主に返して、私から何も奪い取らないのです。大きな霊魂には欠点になる事も、小さな霊魂には欠点になりません。

あなたは小さな霊魂です。あなたにも欠点が沢山ありますが、あなたの欠点が犠牲となって償う事で善に向かっているので、謙遜になる事ができるのです。私があなたの中で愛をもって生きていますから、あなたのすべてが愛の祈りに変わっています。すべてを捧げなさい。あなたが私に何も断わらないように、私もあなたに何も断わらないでしょう。

ジュリア:
母さま!私は何もできない無資格者です。隠れるほか仕方のない、哀れな、至らない罪人に過ぎません。

聖母:
そうです、あなたは何も出来ず、無資格者だと自白するからあなたを呼んだのです。隠れて仕事をしようとするあなたの中で、私は私の愛のメッセージを伝えようとしています。

ジュリア:
母さま!余りにも不足な私ですから、それは難しい事です。

聖母:
恐れないでください。あなたが不安に思う時、悪魔の攻撃はなおさら激しくなり、勝利を得るために彼らは一層、奮闘努力します。あなたの犠牲と苦しみを通して、多くの霊魂が改心の恵みの中で光を見るようになりますから、悪魔たちがあなたを倒すために、あらゆる方法で必死に振る舞っています。
御覧なさい。善を装う多くの人々を用いてあなたを圧迫していませんか。

私はただひとりの霊魂も見捨てません。かれらは、私の手からひとりの霊魂も奪えません。しかし神は人間に自由意志を与えられたので、神から逃げたり、背いたり、否定したりしながら、自分の意志のままに行い、目がくらんでサタンに従う事があります。これほど信頼心をなくして、私の心を痛ませる子供たちが余りにも多いので、娘よ、あなたに頼むのです。

ジュリア:
母さま!おっしゃってください。主のみ旨を全うされるためなら、私の命も惜しくありません。ひたすら、み旨を果たしてください。

聖母:
それは、ありがとう。主は人間を創造された時、悪魔の仲間に仕立てるために創造されたのではない事をよく知りながらも、多くの人間が悪魔と通じ合い、永遠の愛の中で共に喜びを分かち合わなければならない霊魂が神の怒りを招いていますから、私の愛のメッセージが早く伝えられて、生活が改善されなければなりません。そのためには承認が必要です。司教にもう一度知らせなさい。私の愛する司教、私の可愛い子である司祭、彼はその一生を主に任せながら、多くの傷と痛みと苦しみの中でも絶え間なく主の代理者として親となり、子供たちを世話しました。その多くの犠牲と償いを通して私も慰められています。

彼から主の栄光の光が輝くようになるでしょう。 悪魔が射る火の矢をよく防ぐ事ができるように、小聖堂でミサを捧げるようにしなさい。

私の子イエスが血と汗を流しています。余りにも多くの霊魂が悪魔と力を合わせていますから、小聖堂に聖櫃を備えて私の子イエスと一緒に祈れるようにしてください。どうすれば必ず勝利が得られるのかを見るようになるでしょう。助けてください。

暗い世を明るく照らしてくださる私の子イエスを心から受け入れなさい。

ジュリア:
母さま!どうすればよいのでしょうか。

聖母:
主任司祭とスピース神父と共に、私の子である司教と合意しなさい。それで、多くの罪人の霊を救うために協力してください。

ジュリア:
どんな方法ででしょうか。

返事がありませんでした。いくら尋ねても何も言われないで黙々と黙っておられましたが、聖母は泣いておられました。その時、時間は午前7時でした。

1989年7月5日 (聖アンドレア金大建司祭殉教者の大祝日)
 目の中に入れても痛くないほどの私の可愛い子である司祭たち。

私は5日前から苦しんでいましたが、苦しみが余りにも激しくて目も開きにくく、腰は伸ばす事も出来ませんでしたし、口の中は非常に苦く、きもを食べているようでした。また頭はひどく痛く、私の体は寒くて冬に掛ける厚い綿入れ布団を被って、下には電気あんかを熱くして横になっていました。

司祭たちの聖化と罪人たちの改心のために、また世界平和のために、苦しみを奉献しながら考えていました。聖母は、多くの子供たちが葛藤と対立で悪魔に操られながら暗闇の中をさ迷っているので、どんなにもっと多くの苦しみを受けておられるでしょうと思うと、自分の苦しみは一層軽く感じられるようでした。

ところが、その時、ルビノ兄が来て聖母が血の涙を流されていると知らせてくれました。その時間は午後3時15分でした。聖母が泣いておられても、私は行ってお目にかかる事も出来ませんでしたが、午後3時50分頃に主任神父がこられて、1時間の間、難しい対話の途中に神父が祝福してくださいましたから、私は布団を取り除いて起きあがりました。汗が流れましたが、腰がまっすぐになって、苦い味もなくなり、全身が軽くなって、歩く事も出来ました。それで神父と一緒に聖母の所へ行って見ると、聖母は泣いておられました。

主任神父が帰られたて、ロザリオの祈りを捧げていたとき、私は脱魂状態に入り、聖アンドレア金大建神父が全世界のすべての子供たちに祝福を与えられる姿を見せてくださいました。しかし、その中の多くの子供たちが常に悪魔に支配されています。即ち、悪魔は人間の心を操って、さいぎと嫉妬で互いに相手を引き下ろすようにして、仲違いをさせる事、ごまかし、傲慢と憎悪心、利己心をもって合理化し、怒りと憤激で対立するようにします。そして快楽と淫乱で秩序を破壊して無秩序になるようにし、憎ませて許す事ができないようにして、不義を妥協するようにする、等々・・・善を装って悪におびき寄せる、悪辣な悪魔の横暴を見るようにしてくださいました

もちろん、ずっと以前にも常に言ってくださっていた事ですが、今日もう一度、悪魔の残忍さを見せてくださったのです。この時、悪魔の形は真っ黒い姿でしたが、おもてには現われる事なく、裏で人間を操っていました。聖アンドレア金大建神父は大勢の殉教者、聖人、聖女たちと一緒にしゅろの枝をもって悪魔を追い払いながら、私たちと一緒にロザリオの祈りを捧げてくださいました。
祈っている私たちに、金大建神父が再び祝福を降さりながら腕を開き、すべての人を抱擁される姿を見て脱魂状態から覚めたのは、午後7時50分頃でした。しばらく祈っていると聖母が現われになりましたが、王冠を被られ、青いマントをはおり、非常に美しい姿でしたが、表情は悲しく見えました

その姿はいつもの通りでした。聖母のスカートの裾から足の所までは霧が立ち込めたように白くもやっていて、下にバラの花も微かに見えました。王冠とその全身からは光が沢山放射されていたので、目が眩しく、まともに眺める事が出来ませんでした。王冠の姿は、朴(バック)マティア神父が聖母に差し上げた王冠の形とそっくりでしたので、その王冠を被られたと思われました。その姿が余りにも眩しくて眺める事が出来ませんでしたので、ひざまずいて頭を下げたまま聖母の声を聞きました。それは私にくださったのではなく、すべての司祭たちにくださるメッセージの言葉でした。

聖母:
おお、愛する司祭たち、私の子たちよ!
今日、汚れない私の愛であなたたちに慈悲の水を豊かに浴びせます。あなたたちの大司祭である私の子イエスも、今日、あなたたちに祝福の杯を与えます。多くの霊魂が冷淡と利己主義で神に反抗して、不敬を犯す暗黒の世界で、あなたたちが戦ってくれていますから、ありがたく思います。
 
愛する私の子たちよ! あなたたちが私の子イエスに従うためにどんなに苦しく、非常に疲れて、気力がおとろえ、さびしく、悲しく、時には冒涜とぶじょくを受けている事もよく分かっています。しかし、どうしましょう。私の子が受ける量り知れない鞭打ちを考えて御覧なさい。

神の子でありながらも人間性を備えていたイエスでしたから、到底数しれない悩みの中で嘲弄される時は苦しみましたし、十字架に釘付けられた時は苦痛でしたが、人間の救いのために“父よ、彼らは自分たちのしている事が分かりません。彼らをお許しください”と言われたのではなかったのでしょうか。そして苦い杯を飲むのを望まれず、それを飲まれなかったのではありせんか。“父よ、父のみ旨に逆らうのでなければ、この杯を私から取り去ってください。しかし私の意のままではなく、父のみ旨のままになるように”と言われました。

おお、愛する私の司祭たちよ!目の中に入れても痛くないほどの私の可愛い司祭たち!
あなたたちのすべての苦しみと苦難を私に委ねなさい。そして勇気を出して私に近付き、私の愛のメッセージを伝えて赤い竜から解放され、主のみ国が来るように助けてください。そうして、教皇とすべての司教、聖職者であるあなたたちが一致して、復活の勝利が全世界に臨むようにしてください。

今、この時代は、悪魔の横暴が人間の力を借りて、人間を支配しようと気ままに振る舞っていますから、私のあわれな数しれない多くの子供たちは赤い竜に従っていて、彼らはこの上ない傲慢をもって、濃い暗闇の中へ、即ち地獄へ向かって進んでいます。かれらに私が与えるメッセージまで混乱させるために、各所で様々な形態をとってずるがしこく活動しています。

おお、可れな私の子供たち!
私の司祭たちよ、見境もなく暗闇の中に従って行く私の幾多の子供たちの手を取ってあげなさい。私から遠く離れて行った司祭たちと、主イエスのみ旨に従わなかった司祭たちも多いのです。

私の司祭に導かれていた幾多の殉教者たちの血で肥やされた土壌の上に、私の子と私の光を受けて、多くの霊魂が成長している反面、赤い竜が横暴な振る舞いをしていますから、早く目覚めて祈るように願ってください。

おお、愛する私の司祭たちよ!
どんなに悪化した霊魂でも、私は私の与える光を彼らが受けるように望んでいますから、悔い改める事ができるように、早く私の子イエスに忠誠を尽くしてほしい。そして私の流した涙と、血の涙が空しく流れないようにしてください。愛する私の司祭たちが、罪人たちの改心のために生けにえとなってくれるように望みます。今、悪魔はあらゆる善を装って人を狙っていますから、おお、子たちよ!
早くわきまえて悪魔を処断しなければいけません。それは、まさに私の与えるメッセージに従う道です。ロザリオの祈りを熱心に捧げて、犠牲と償いをもって奉献しながら、自分自身を全てイエスの聖心に委ねるのです。もっと信頼しなさい。そして信じて従いなさい。

既に3次世界大戦が人間と人間を通して始まろうとしていますから、愛の祈りで、また一致の祈りで世界平和のためにすべての子供たちが、ロザリオの祈りを5連ずつもっと捧げるようにしてください。

おお、愛する私の司祭たちよ!秘跡のすばらしい愛の奇蹟を行う私の宝よ!
私のメッセージから顔を背けずに、汚れない私の心を完全に信じて、私の導きにすべてを委ねてほしい。それで巧妙なあらゆる手立てを尽くして苦しめようとする悪魔を踏みにじるために、果てしなく犠牲として捧げ償いながら、私の心に完全に頼りなさい。私の心は必ず勝つでしょう。私の言葉をよく受け入るなら、必ず勝利を得るでしょう。蛇を踏みにじる私の能力であなたたちを助け、貴方たちと共にいます。しかし、私の言葉をよく受け入れなければ、多くの人が神の罰を免れる事ができないと言う事が分からなければなりません。さあ、早く私の懐に帰って来て、私と一緒に働きましょう。

おお、私のイエスの小さな司祭たちよ!聖なるイエスの代理者よ!
私の手を取ってください。私が最も大切にして愛する小さなイエスに頼みます。私が選んだ小さな霊魂である何の値打ちもないジュリアに伝えるメッセージを必ず実践してください。

言葉が終って、聖母は光と共に消えられました。その時、私が余りにも不足だから、そのメッセージを直接神父に伝えられるように願おうと思いましたが、申しあげる前に聖母は消えられました。一言も申し上げませんでしたので、私の心は本当に心残りの思いでした。

 

1989年8月26日 今この時代の大きな戦いは霊的な戦争です。

聖母が血の涙を流されました3日間、祈るために来られたレイモンド・スピース神父と同伴の3人の修道女たちと、うちの家族、また巡礼にこられた兄弟姉妹たちと一緒にロザリオの祈りを捧げていて、苦しみの玄義の5連目のところで私は脱魂状態に入りました。時間は午前11時38分でした。その時、姿は見えませんでしたが、温かく和やかな聖母の切実な声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!今は、私と私の仇敵との大きな戦いの時期です。私たちの仇敵はちょうど陰険で腹黒い獣の様子をした赤い竜の軍隊で形成されています。地獄から地上を征服しようとするすべての悪魔たちが、多くの霊魂を堕落させようと、現世に挑戦して神を拒ませ、あらゆる利己主義をもって罪を犯させ、すべてを否定させ、一連の軍隊を作ろうとしています。娘よ!御覧なさい。彼らがどんな風にして地獄の落とし穴に引き込むかを・・・

聖母の言葉が終わらないうちに、獣の形をした悪魔の群れが手押し車と共に黒々と現われ始めました。手押し車の姿はきれいに飾り付けてありましたが、真っ黒い色でした。はげ鷲に似ている悪魔は多くの霊魂を横取りしてから、真っ黒い手押し車に積み込むのでした。手押し車は引いている様子でしたが動きませんでしたし、手押し車のまわりには真っ黒な悪魔たちが誘惑されて来た霊魂たちと共に力を合わせるため、あらゆる手段と方法を全て使って協力する事ができるようになるために、聞き分けできない、変わった言葉で話し合いながら輪になって立っていました。多くの霊魂はその道が地獄の道に向かう道である事も知りませんでしたので、逃げる事もなく、振りはなしもせず、一緒に交わり浮かれてしゃべり立てているのを見ました。

その霊魂たちは、いつの間にか、黒い色に変わり始めていました。
私は余りにも心が痛みました。哀れな霊魂たちのために祈り続けて引き上げようとすると、はげ鷲のような悪魔が羽であちこち容赦なく打ちたたき、足の指の爪と口ばしで私の頭を引っ掻いてつつき始めました。私は決して引きませんでした、打たれながらも対抗しました。力ではとても耐えられませんでしたので、ロザリオを取り出して彼らを打つと、悪魔たちは手押し車に乗っていた哀れな霊魂たちも引いて逃げ始めました。私は、もう一度駆けて行き、ロザリオを手に持って、その霊魂たちを一人ずつ引き上げ始めながら悪魔たちを打ち下ろしました。悪魔たちはあわてて手押し車を引っ繰り返してしまい、皆まっさかさまに落ちてしまいました。その時になって、やっと彼らは起き上がって、涙で悔い改めながら神を褒め称え始めました。その時、再び聖母の声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!見たでしょう。大きな戦いは、もうこんなになっています。この大きな戦いは霊的な戦争ですから、あなたたちは私と一緒に私の汚れない心に完全に委ねて、武装しなさい。そして、私の愛のメッセージを実践しなさい。それで、あなたたちの犠牲の功徳によって全人類と教会に迫って来る大きな罰を兔れる事ができるでしょう。

言葉が終わると、私は脱魂から覚めましたが、それは午後1時38分でした。脱魂の状態で、2時間の間、苦しみを味わいましたが、その後、実際にも痛くて動く事が出来ませんでした。その時間は5時間でした。

1989年8月29日 迫って来る災難を兔れるためには(災難に対する予告)

この日、朝から聖母は泣いておられました。聖母と居ようと夜10時30分頃に聖母の家の小聖堂へ行きましたが、祈りと黙想をしながら苦しみのために身悶えして、眠りにおちいったようでした。人の気配に驚いて目覚めると、小聖堂が明るく感じられました。その時は夜明けの3時でした。聖母を眺めましたら、いつもの泣かれる聖母の像ではなく、現実の聖母が幼子イエスを抱かれ、悲しみの姿で涙を流しておられました。幼子イエスも着衣はなく、涙を流しておられるように目が輝いていました。

頭に王冠はなく、白いマントをはおっておられ、聖母の姿は前と変わりませんでしたが、疲れ果てたように青白い姿で椅子に座っておられました。しかしそのまわりは明るい光で輝いていました。瞬間、私は聖母の前にひざまずいてひれ伏しました。何か申し上げなければならないと考えましたが、聖母が美しい声で言われました。

聖母:
娘よ!御覧なさい。ますます深刻になって行く暗闇の中で迷っている子供たちを救うために、私は汚れなく純潔な心の光を照らし続けてあげます。しかし、近い私の子供たちまでも自我を捨てる事が出来ずに、私の心をひどく傷つけています。


娘よ!ずる賢い悪魔は教会の中にまで深く入り込んで分裂と混乱の中で、暗闇の中をさ迷うようにしますから、その後に従う羊の群れはどうなるでしょうか。だから、娘よ!この暗い暗黒の時期に、もっと大きな愛をもって祈って犠牲を捧げて償いなさい。

迫って来る災難を兔れるためには、呼ばれた子供たちが残酷に軽蔑され、苦しみの重い荷物に押し敷かれ、侮辱を受けても、ため息も、歎息もない深い沈黙の愛をもってカルワリオの山に登らなければなりません。

それで私の子イエスと共に罪人たちの改心のために、十字架に付けられるのです。ああ!苦しみを受けている司祭たちと、罪人たちの改心のために、あなたが代わりに苦しみを受けますか。

ジュリア:
はい、母さま。

私は直ちに倒れながら十字架に釘付けられる苦しみを受け、その苦しみから覚めたとき、聖母は特に優しく愛に満ちた声で、切なく再び言われました。

聖母:
娘よ!勇気を失わないでください。私に従う小さな霊魂たちが捧げてくれる愛と犠牲と償いがカルワリオのいばらだとしても、それは世を浄化させるための私の子イエスと私の意志であり、そのために小さな霊魂たちを呼んだのですから、悲痛に傷ついた私の心に大きな愛をもって従ってほしい。では、ごきげんよう。さようなら。

 聖母は光と共に消えられました。申し上げたい事が非常に沢山ありましたのに、聖母はそのまま消え去られました。

ジュリア:
おお、愛と慈悲の母さま!
主イエスと聖母の貫かれた聖心の光で、ひたすらみ旨を全うしてください。そして私たち皆が感謝を忘れる事がないようにしてください。アーメン。

 

1989年10月14日 血の涙ながらに訴える私の言葉を肝に銘じなさい。

私は、身を動かせないほどの苦しみのために屋根裏部屋で横になっているとき、レイモンド・スピース神父とカナダから来られたルイ・ボスマンス神父が訪れてみえて、言われました。“ジュリア! 聖母が今まで流された涙の中で、今日は最も沢山流されました。私たちが脇を支えて歩行を助けますから、一緒に聖母の所に行って見るようにしましょう”と言って、祝福してくださいました。 数人かの人に助けられて聖母の所に行って見ましたら、多量の血の色をした涙が流れており、聖母の像の下に敷いた布がしっとりと濡れていました。

神父方と一緒に涙を流しながらロザリオの祈りを唱えていた時、苦しみの玄義の第5連、“主イエス、私たちのために十字架に釘付けられた事を黙想しましょう”と言った瞬間、私は倒れて脱魂状態に入りましたが、その時は午後1時10分でした。ところが、その時、この上もなく美しく和やかな聖母の切ない声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!教皇のために苦しみを受ける事ができますか。

ジュリア:
はい、母さま!苦しみを受けます。

と言いましたが、声は口の外に出ませんでした。しかし、聖母はそれを聞かれました。

聖母:
娘よ!ありがとう。聖体大会のために特別に捧げてくれたあなたの犠牲と償いを通して聖体大会は無事に終わりましたが、ずる賢い悪魔たちは続けて教皇に危害を加えようとして暗殺団を組織しています。事が起こらないようにもっと犠牲と苦しみを捧げてください。

言葉が終わって私は苦しみを受け始めました。十字架に釘付けられる苦しみ、心臓に矢が立つ苦しみ、罪人たちが油を注いで火を付けた矢を射って、胸が炎々と燃える苦しみを受けました。想像も出来なかった苦しみ、即ち殉教者たちが受けた苦しみ、両足をそろえて縛り、その間に棒を差し込んで、上に下に後ろにひねる刑罰の苦しみ、口を開けてひどい匂いがする汚水と糞尿を注ぎ込む苦しみを受けましたが、とても苦しく、非常に大変な事でした。ところが殉教の苦しみを一度受ける度に悪魔たちが力を失ってばたばたと倒れ、高飛びして去りました。それを見た私は苦しみを受けながらも喜ぶ事が出来ました。その後、聖母の苦痛の声がまた聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!すべての事を完全に私に委ね、結果について知ろうとせず、教皇及び樞機卿、司教たちと聖職者たちのために絶え間なく祈って、犠牲と償いを通して苦しみを奉献しなさい。悪魔に操られる者たちがどんなに教皇を倒そうとして、教会を破滅に追い込もうと気ままに振る舞うとしても、私の涙と、血の涙が空しく流れないように、あなたたちの犠牲と償いが一つになる時、すべての悪魔は耐えられなくなるでしょう。

しかし、今日も偽り予言者たちに従って、私の教会の子供たちまでも混乱を味わっています。私の子イエス・キリストの代理者である司祭たちは、わきまえて教会の秩序の中で福音的な生活をするように最善を尽くさなければなりませ。私の子イエスがあなたたちのためにどんな犠牲を払ったのか、あなたたちの救いがどんな苦しみによって得られた事なのかをよく理解しなければなりません。

愛の力を発揮しなさい。愛する事を知らない子供たちの耳が遠くなり、目が眩んでいくので、私の心はひどく痛みます。彼らが悔い改める事をしらないで罪悪に落ち込んでいるので、心が焦り、血が涙と混じり出ても、私の言葉を聞き分ける事ができないのですから、それによって神の怒りは、この上なく激しく燃え上がっています。

娘よ!この世の多くの子供たちがどうなのかを御覧なさい。頭痛とか打撲とか、かすり傷のような小さな事までも不平を言うのに、とげと毒と残忍性をもって悪魔はわなを仕掛けています。神を敬愛するために走らなければならい足は、悪事を行うために走っていますし、神の御子を賛美して、崇め称えるために使わなければならない口は神を冒涜して判断するので、全世界が暗黒で覆われており、神の怒りを招いていて、罰が与えられる直前です。

私の涙と、血の涙を無視しないで私の言葉をよく受け入れて、福音的な生活をするなら救われるでしょうが、受け入れないなら、天と地と海で起こる重大な災いが起こり続け、この世はあらゆる災難を免れる事ができないでしょう。遠からず、おびただしい災難の期間に会うでしょう。ですから、すべてを偶発的な事故だと思わずに目覚めて祈りなさい。

子供たちよ!頼みます。エジプトの属民暮らしから解放されて、紅海を渡りカナアンの地に入ったイスラエルの民のように、あなたたちも悪から離れて、私のメッセージを実践しながら天国に向かって行かなければ、第3次世界大戦の危機を免れ得ません。その時には後悔しても無駄でしょう。神がイスラエルの民を救うためにモーセをシナイ山に呼ばれたように、あなたたちを救うために私が今、果てしなく涙ながらに訴えて、あなたたちを呼んでいる事を忘れてはいけません。そして、ノアを救い出すために箱船を作るようにと神が言われた時に“はい”と言って、従順でなかったとしたら、どうなっていたでしょうか。

血の涙を流しながら訴える私の言葉を肝に銘じなさい。どうして、そんなに目が眩んで耳が遠かったと言うのでしょうか。家庭と教会と社会が腐敗して、政治家たちが一致する事ができないので、私の心は炎々と燃え盛っているのです。子供たちよ、早く自我を捨てて私に従いなさい。

その時、聖母の声は歎息に近いようなむせび泣きになられました。

ジュリア:
母さま!母さま!
どうすれば、よいかを神父や司教に知らせてください。私にはその資格がありません。


聖母:
心配しないでください。神は自らの僕の卑しさを愛してくださり、そのように自分の弱さを感じるその心の中で一緒に働かれます。あなたの苦しみを通して多くの霊魂を救うようにされるので悪魔たちがあなたを苦しめますから、それらをよく奉献してください。

ジュリア:
母さま!
私は余りにも不肖の者で、難しい事です。どうぞお助けください。

聖母:
私があなたたちを助けて上げないなら、この世はもう火の海になったでしょう。しかし私は決してあなたたちの側を離れませんから、大事な話をする時は耳を傾けて、悪口が言われる時は耳を塞ぎなさい。あなたたちが暗黒の中を歩むとしても、信頼心を持って私に付いて来なさい。私の言葉をよく受け入れてメッセージを実践する事ができるなら、あなたたちのため息は喜びに変わるでしょう。

聖母の言葉が終わると、光で明るく照らされながら、白い服に赤いマントをはおられた主イエスが現われになり、祝福されて、すぐ消えられました。脱魂から覚め時は4時10分でした

 

1989年11月26日 (王であるキリストの大祝日) 天国の門は狭く、小さな霊魂が入る。

聖母は、1989年10月13日から涙と、血の涙を流し始めて、11月26日、王であるキリストの大祝日にあたる今夜9時40分頃、非常に多くの涙を流されました。11時以後から私の苦しみが始まりましたが、一人で苦しみを受ける事ができるように切に願いました。先に胸が張り裂けそうに痛くなって来て、目が見えず、重くなる茨の冠の苦しみ、手足が貫かれる強い痛みに苦しむ私を、協力者たちが聖母の家の小聖堂から私の部屋に背負って来てくれました。

一人で苦しみを忍びたかったので皆帰ってくれるように言いましたが、余りにも大きな苦しみに身悶えするため、彼らは行く事が出来ずに私の体を抑えるために大変な苦労をしたと言います。大きな苦しみとともに胸から喉に、血が沢山出て来ました。激しい苦しみによって身悶えし、左足の指の爪が抜けたりしました。そしてその時、聖母の声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!私の胸が罪の中に住んでいる多くの子供たちのために、非常に痛むのです。

心が耐えかねて、血が喉を越えて出て来るまでです。あなたが苦しみを美しく、よく奉献するので、沢山の霊魂が悔い改めるでしょう。

私の心の燃える慈悲は罪人の死を望まず、彼らの行いが改められるようにと願っているので、犠牲が必要です。

誰も想像する事ができない事件などがあなたたちを待っていますが、善良な子供たちの祈りと罪のない子供たちの苦しみと、隠れた苦悩、そして生けにえとなったあなたの涙と願いがあるので、私の心は慰められます。

無恩と、限りない重圧に押さえ付けられて、悲痛な嘆息、沈黙の祈り、天を仰ぐその絶叫、全人類の救いのために、私の子が経験して来た臨終の苦しみにあなたが参加するので、多くの罪人たちが悔い改めますから、心配せずに十字架をもっと多く背負って行きなさい。

私の娘よ!苦しみを受ける事を喜びとする私の可愛い娘よ!
世界に向かって叫ぶ私の切なる訴えを考えて、私と一緒になりなさい。あなたを襲った苦難が主の愛であるという事を、一般の人々がどうして理解する事ができますか。

十字架を通らないでは聖徳を得る事ができない事を知らせて上げなさい。私の愛のメッセージは世界に広がって皆を平和に導くのであり、心の平和は数多くの犠牲の対価として得られる事を・・・だから、犠牲なしには何もなし得ないでしょう。天の国に行く道が難しくても、楽しい休息所があると言う事をわきまえてください。

私もあなたと同じような弱さを経験しましたし、私の人性は恐ろしい苦しみをなめました。ですから、何者でもないと言うあなたを私が愛して育てるのです。

私の娘よ!私があなたを完全にさせる事もできますが、謙遜で小さい者の道を歩んで付き従う事を望むので、至らない罪人として神に常に告白する事を望んでいます。あなたの愛の任務に対して、常に忠実でありなさい。道に迷った霊魂が私に体を向けると彼らを救うために、私の胸の避難所はいつも準備されていると言う事を、皆がよく知らなければなりません。私は幾多の霊魂の改心のためにあなたを選びましたから、心配せずに小さな者の愛の道を歩いて、もっと謙遜にその道をまっすぐに進みなさい。

天国の門は狭く、小さな霊魂が入って来ます。それで小さな霊魂たちが世界を救うために、もっと団結して私に従わなければなりません。過度の傲慢によって宇宙の不均衡をもたらした幾多の霊魂が、苦労する私の涙と訴えと、また小さな霊魂たちの祈りと犠牲と償いを通じて悔い改めて、世界平和がかなえられるでしょう。それで東ドイツの壁が崩れて、異教徒が回心し、無神論者が立ち帰り、共産国家が悔い改めて、南と北(韓国で北緯38度線、あるいは休戦線を境界として、それぞれ南側と北側を示す)の縛られた鎖も断ち切られるようになり、悪魔が倒れ、この世は地上の楽園に戻ります。私の言葉を受け入れる事ができない時は第3次世界大戦が起こり、世は火の海となって滅びるでしょう。

愛の神は怒りの神ともなられるのです。もっと祈って沢山の苦しみを奉献しなさい。

世俗の言葉は、苦しみを受けている時は聞く事ができませんが、聖母が語られる言葉は、苦しみを受けている時にも聞く事が出来ました。言葉が終わると激しい苦しみは止まりました。しかしその後遺症によって痛みが非常に強く、のどが渇いて話すのも大変でしたが、“主よ、栄光と賛美を・・・”と歌って、栄光唱で祈りを終えました。私のこの苦しみが主と聖母に少しでも慰めとなればと思い、世のすべての霊魂の改心のためなら、私の命も少しも惜しい事はありません。

 

1989年11月27日 体面と人目のために、この母を知らない振りではいけません。

私は、昨晩から今日の夜明け1時30分まで、いろいろな形で沢山の苦しみを受けました。しかし午前7時30分に起きて、聖母の招きを受けて聖母の家の小聖堂に行きました。午前8時30分頃に聖母の像は生きて動き始めました。“聖母が動かれます”とずっと聖母の側で祈っていた方々とともに、私も思わず叫びました。

像が生きておられる聖母の姿に美しく変化し、その回りは明るく輝いていました。その時、この上もなく美しく優しい声で聖母が言われましたが、私は敢えて仰ぎ見る事が出来ず、地にひれ伏しました。

聖母:
娘よ!ありがとう。あなたの苦しみは人性から切り離す肉芽の一部です。あなたは主の光栄を願うためあなたの命を投げ出し、すべてを罪人たちの改心のために苦しみを受ける事を楽しみとしたので、私は慰められます。娘よ!司教に会いなさい。

彼は私がどれほど沢山愛しているかを知っています。しかし、切なく思い焦がれている私の心のすべてを彼がどうして分かりますか。

私の愛する司教、主のために一生を捧げて主のみ旨に従うためにカルワリオの山を登り、ゲッセマネで私の子イエスと共に、罪人たちの改心のために祈って奉献する私を愛する、私の誇らしい司祭、私の子、司教に伝えてください。

しかし私は自信がありませんでしたから、聖母に申し上げました。

ジュリア:
母さま!私は不肖の者ですから、この仕事を実行するのが難しいのです。

聖母が直接司教に知らせてくだされば、どんなに良いかと思い、心中切なくて激しく泣き騒ぐ私に聖母は言われました。

聖母:
余りに心配しないでください。私の子イエスは自分の光栄のためにあなたを使って、傲慢に落ち入った多くの霊魂をそのむなしさから引き出されます。あなたが無知で資格もないと常に自覚しているその謙遜が、私が求めている事なのです。その恵みをもって、完全にあなたを私に任せてください。

ジュリア:
母さま!申し訳ありません。常に母さまのみ心を傷つけるこの罪の女、主の光栄のためなら、何が出来ない事がありましょうか。どうぞお言いください。

聖母:
私の子イエスが司教を選びました。目に入れても痛くないまでの私の非常に可愛い子、私の愛する子。私は彼の行く所ごとにいつも共におり、またその手を取って上げました。今まで彼の前に非常に難しい峠が数多かった事でしょう。しかし、難しい峠ごとにいつも私が盾となって上げましたし、命を大事にする通訳者となったのです。それで私は惜しみなく愛する彼を通して、私の愛のメッセージを世にあまねく伝えるように許可を得ようとしています。

まだまだ、世は真理と改心から遠く離れていますので、教会が私の声を認めてこそ、私の声がもっと強く世界に広がって行って、罪人たちが悔い改め、縛られた人が解放されて、平和を享受するようになるでしょう。体面と人目のために、この母を知らない振りをしてはいけません。私の涙は決して空しく流れません。ミサを通して驚くべき愛の奇蹟を行ないます。ここでミサが捧げられる事ができるようにしてください。私と一緒に捧げるミサを通して聖職者たちの聖化が成し遂げられるでしょう。

愛する私の哀れな子供たち・・・
地獄に行く事さえも知らずに地獄に向かっている多くの霊魂を救うために、私の意志に真心をもって従ってください。多くの子供たちは非常に大きい傲慢心をもって神に反抗し、自分たちが立てた誓いに逆らって、私の子の教えまで返駁して嘲笑します。それで、私は私の与えるメッセージが早く知られるようになる事を要求します。

私のメッセージが教会によって受け入れられて実践に移されれば、父の義の怒りは解け、秩序と真理が回復し、混乱を煽動して風を起こす、ずる賢い悪魔は倒れるでしょう。しかし世が私の声を拒絶して悔い改めなければ、神の正義の火がこの世に落とされるでしょう。私の涙は目に見えなくても果てしなく川の水のように流れ、罪人の垢を清めようと、私が愛をもって選んだ司教の助けを請うのです。

私の子イエスは、自ら食べ物になるまでの愛をもって世の子供たちと共におられますが、従順を望まれて、聖職者たちを通して下られるように、私もまた司教を通して伝えようと望むので、世の母である私の心に従ってほしいのです。

娘よ!愛する私の子である司教と一致し、指導神父とも一致しなければなりません。彼らに素直に従ってすべてを委ねて従いなさい。彼らが私の言葉をそのまま受け入れれば、私が被せてあげる月桂冠を必ず受けるでしょう。私の言葉をよく受け入れるなら、私の心は愛の火花で燃え上がり、世が悔い改めて救われるでしょう。では、ごきげんよう。さようなら。

何と申し上げて分らないまま、聖母を見あげると、すでに光は消えて、聖母の姿も、元の聖母の像に戻っていました。