イエス様と聖母様のメッセージ - 1994年

 
1994年

01月21日  ペトロとユダは同じ主の弟子でした。

02月03日  暗黒と火と血の罰を、自ら招かないでください。

02月16日  望まずに互いに与えなさい。

08月12日  悪魔の誘いで散った民が、地の果てまで引き連れられたとしても。

08月15日  私はサタンが破壊した所を建て直します。

09月24日  親鳥がひなを羽の下に集めるように私の搖りかごの中へ。

10月23日  今、教会はフリーメーソンによる背教と不信の思想が。

11月02日  私の母だけが、神の怒りを他へ転じる事ができます。

11月24日(1)  私のそばに聖櫃を準備してください。

11月24日(2)  反応を心配せず、聖霊によって種をまきなさい。

 
 
1994年1月21日 (夜明け3時30分) ペトロとユダは同じ主の弟子でした。

私は、夜11時30分頃から2時間、悪魔の激しい攻撃を受けました。目にはよく見えませんでしたが、真っ黒い悪魔が出て来て、“俺たちはお前を生かしておけない。俺たちがやっと準備しておいた軍隊を奪う俺たちの敵を殺してしまうのだ”と言いながら“早く来て、やってしまえ”と言うやいなや私のあちこちを容赦なく叩いて、踏み付け、首を締め始めました。その時から私と悪魔との戦いが始まりましたが、逃げる事も出来ず、私の全身はこわばり始めました。頭と胸は張り裂けるように痛く、喉と鼻から血が吹き出す激しい苦しみを受けながら、小さな部屋の中を這いずり回らなければなりませんでした。

私は罪に満ちて滅亡の道にまっしぐらの、哀れな多くの霊魂の改心と救いのために、あらわしがたいその苦しみを奉献しながら“主よ、この体がお要りでしたら、主のみ旨のままにしてください”と祈りました。その時、明るい光が照り始め、聖母が現われられると悪魔たちは皆逃げてしまいました。私はほとんど失神状態でしたが、聖母にお目にかかると楽になりました。聖母は頭に12の星のついた月桂冠をかむり、白いドレスに青いマントをはおられて、右手にロザリオをお持ちでした。月桂冠と全身から出る燦爛たる光が眩しく、詳しくは見る事が出来ませんでした。聖母は優しく、そして親切で和やかで、しかも切なく言われました。

聖母: 愛する私の娘よ!ありがとう。そのひどい苦しみを罪人たちの改心のためによく奉献してくれました。悪魔はあなたを苦しめますが、私はあなたのそばで、いつもあなたを保護していると言う事を忘れないでください。

愛する私の子供たちよ!今この時代に、滅亡に面した多くの子供たちが大暴風の中に包み込まれています。今は、あなたたちが改心しなければならない大切な時です。激しい脅威に直面したあなたたちに、いろいろな形と方法で送る私の切実な訴えを疎かにしないで、しっかり受け入れなさい。私のこの上もなく愛する子供たちの中にも、アーメンと答える純粋な子供は極少数に過ぎません。

今この浄化の時期に、幾多の子供たちが受けた恵みに対して、感謝する事を知らず、自分自身を忘却したまま、サタンが操る真実でない嘘の証し言を聞いて、私の道からそれ、判断し、批判し、否定してしまいます。サタンはこのように嘘の証し言をし、または超自然的な出来事までも利用していますから、善良な人々までもだまされています。悪魔たちが世を征服しようとするこの時、私はあなたたちと一緒に悪魔と対敵するために、あなたたちを呼び寄せたのですから、よく奉献を実行するように願います。私のために仕事をする私の小さな霊魂を助ける事は、まさに私を助けてくれる事なのです。

愛する私の子供たちよ!あなたたちが想像もできない迫害と苦しみを味わっても、私が驚くべき方法であなたたちのそばであなたたちを助けて、最後まで私の計画を貫徹させるでしょう。

悪魔は強烈な攻撃であなたたちを苦しめますが、私の計画を果すために、私は隠れて、あなたたちのそばで悪魔から守っています。私があなたたちを保護してあげますから、目覚めていなさい。悪魔と敵対して多くの霊魂を私の心に導く事は、まさに、彼らを私の子イエスのもとに連れて来るのですから、彼らは私の心の最も美しい光栄の花冠となるでしょう。

子供たちよ!私の計画のためにあなたたちを選びましたから、従順と殉教をもってその使命を果しなさい。あなたたちの使命を果す時が来ました。あなたたちは使徒たちの場合を思わなければなりません。彼らが殉教をもってその使命を果す前に、チェナクルム註1)に集まったように、あなたたちの場合も同じですから、ユダの席に座らないでください。

ペトロとユダは同じ主の弟子でしたが、ユダは主を裏切ってからも悔い改めませんでしたので滅亡の道をたどり、ペトロは三度も否みましたが、改心の涙で悔い改めて、主に従って真理を証し明し、天国を得るようになったのです。

あなたたちはいろいろな罪悪で混乱して誤りに染まった危険なこの時代に、私の愛のメッセージを全世界に勇ましく伝えなければなりません。

あなたたち皆が指導神父と力を合わせて、愛の中で、より一致する事によって私を慰めてください。幾多の子供皆が誤りに陥って悪の潮流に、自ら知らずに押し流されているこの時に、踏み付けられて散りはなされた羊の群れを、早く私のそばに連れて来てください。私は彼らを、私の子イエスのもとへ導くでしょう。極悪非道な罪人であっても心の門を一杯開け放して、私の子イエスの元に駆け寄るなら、私の子イエスは、憎悪と怒りと罪悪のすべての傷に、バルサムの香油註2)である神薬となるのですから、皆が救われるようになるでしょう。早くすべての子供たちが涙と、血の涙ながらに訴える私の言葉に答えて悔い改めるように、急いで全世界に私の愛のメッセージを勇ましく伝えなさい。

悲惨になって行くこの世が私の言葉を完全に受け入れてイエス・キリストに従うなら、危険な試練のこの時期に、母性の極みない私の現存を体験するようになり、この世は浄化されて神の義の怒りが解けるでしょう。私の心が必ず勝利を収めて、主のみ国がこの世に実現されるようになって、その時、私のために仕事をするあなたたちは、必ず私のそばに立つようになるでしょう。では、ごきげんよう。さようなら。

言葉を終えられて十字を切られるとき、私も一緒に十字を切りましたが、その間に聖母は見えなくなられ、そばで協力者たちが泣いていました。その時、私は脱魂状態から覚めました。その時間は夜明け3時30分でした。

註1) チェナクルム : 最後の晩餐が行われた屋根裏部屋(マルコ14:15)。
註2) バルサムの香油 : バルサム木の香料樹液。謙遜と信仰と委託の象徴(1994年2月16日メッセージ 120ページ参照)。

 

1994年2月3日 暗黒と火と血の罰を、自ら招かないでください。

午後2時30分頃、私は部屋で頭から足先まで激しい苦しみを受けていましたが、その苦しみを主に奉献して、聖母が数日前に降さったメッセージを思いながら深い黙想に入っていました。どれくらい過ぎたでしょうか。突然光が輝き、羅州で泣かれる聖母の姿が、初めて涙を流された箪笥の上に現われられました。その時、私はひどい苦しみの中で泣いていました。

ほのかに見える聖母は生きておられる姿で次第に大きくなりながら降りて来られました。頭の上には輝く王冠をかぶり、白いドレスに青いマントをはおり、右手にロザリオを持ち、腰に青い帯を締められた姿は美しいものでした。聖母は苦しんでいる私に温かく優しく、しかし少しは切なく言われました。

聖母:
この上もなく愛する私の娘よ!
救いを望むなら、主の呼びかけに答えなさいと、世の子供たちに知らせてください。どうして、そんなに目がくらみ、耳が遠くて私に従おうとしないのですか。神の怒りが満杯です。溢れる前に早く悔い改めなさいと、あらん限りの声で叫びましたが、世の多くの子供たちが私の言葉に耳を傾けず、顔を背けていますから、怒りの杯が少しずつあふれ出初めています。

ですから、世のすべての子供たちよ!早く私のもとに来て主のもとへ行きましょう。今、世界各地で起こるいろいろな事故を偶然の事故だと思わず、早く目覚めて神の怒りを鎮めなければなりません。ずっと以前にも言いましたが、今自然の秩序が壊れ、混乱が頻繁に起こっています。水、火、飢餓、地震、洪水、旱魃、津波、交通事故、疾病、大破壊、いろいろな公害、そして異常気象、戦争などで数千、数万の人が死んで行き、さまざまな不治の病いと伝染病によって無数の犠牲者が増えています。

雪と共に寒い風が吹くと冬であり、若芽が芽生えれば春が来た事を知りながら、あなたたちはどうしてこのような現象が大患難の始まりと言う事を知らないのですか。このようなさまざまな現象などから、大患難の時が迫っていると言う事をあなたたちは悟らなければなりません。

そして、この世で最も大きな犠牲者は母親の胎内で罪もない状態で死んで行く胎児たちです。なぜこのような残酷で非人道的な悪が横行しなければらないのでしょうか。

世のすべての子供たちよ!愛する私の子たちと娘たちよ!暗黒と火と血の罰を自ら招かないでください。大洪水の以前の人々は、ノアが箱船に入った日まで、食べて、飲んで、結婚して妻をめとって、嫁入りする途中に洪水に会い、皆押し流されてしまいました。彼らは何も知らない中に洪水に会いましたが、今あなたたちも、切に訴える私の声に耳を傾けないで、そのように同じになってもよいのですか。

あなたたち皆が、力ある私の言葉をよく聞き入れるか、それとも拒否するかによって、新しい聖霊降臨と浄化の時が早められる事も、遅れさせられる事もできますから、早く純粋な幼児となって、ママの言葉を聞き入れて駆付けて来てください。そうすれば、あなたたちは新しい復活と新しい誕生によって救われ、この世も主の復活によって、必ず救われるようになるでしょう。

愛する私の子供たちよ!私は、小さな魂霊たちの祈りの声が重なって天高く上に向かって響き渡る時、神の罰の代りに祝福の杯が与えられると言いませんでしたか。

私は、もうあなたたちが捧げてくれる祈りと犠牲、贖いと奉献、そして克己と清貧と苦しみを全部合わせて、汚れない私の心の杯に入れ、償いを要求される神の正義の御前に捧げてあげましょう。

ですから、世のすべての子供たちよ!愛に根拠を置いた私の言葉を早く、早く全世界に力強く伝えなさい。躊躇してはいけません。

骨肉の紛争など、異端の業を行ないながら、教会を分裂させて混乱を起こす人々、私の訴えに対して無関心な教会、既にさまざまな姿で世を覆した事件など、このような冷酷な世は、もうフリーメーソンによって破滅に至っていますが、この甚だしい背教に対して、一部の司教たちと聖職者たちと修道者たち、そして沢山の私の民は悪賢く邪悪なサタンの計略で、罪の中にいながら罪である事を知らず、地獄への道に向かっているのに、サタンはそれが本当の事であり、善であると考えるように導いて行きます。目覚めていなくてはならないあなたたちが全然気づかないので、私の心は焦りかねて血を吐くのです。

私は、今この時代に、イエスと共にゲッセマネとカルワリオで十字架の死の時間を再度味わっているのです。

小さな霊魂よ!あなたも私と共に苦しみに共に参加するためには、どうしましょう。恐れずに力を出しなさい。そして、勇気を持ちなさい。数しれない赤い鞭などが警告であるにもかかわらず・・・

ですから、娘よ! 私の子イエス・キリストのパスカの神秘を黙想しながらあなたの身を削る苦しみを世の子供たちのために捧げなければなりません。あなたをもうカルワリオへ招きましたから、聖者ヨブを常に黙想し、よく奉献して、涙とため息と汗のしずくと血の一滴も空しくならないように、主と私の苦しみに共に合わせなさい。

愛する私の娘よ!神に背いて、邪悪な悪魔の手中にいる世の人々のために、燃える私の心は激しい苦しみに押さえられています。娘よ!あなたの激しいその苦しみも世を救うために、共に参加するものですから、よく奉献してほしい。そして、あなたのすべての心配は天上の母である私に委ねなさい。それで、私があなたの中でイエスと共に活動していると言う事を知らせる、道しるべとなってあげましょう。

言葉が終わると光と共に、聖母は消えられました。

 

1994年2月16日 望まずに互いに与えなさい、そして常に目覚めていなさい。

私は苦しんでいましたが、午前8時頃、聖母のお呼びを感じて、聖母の安置されている所へ行って祈っている時、聖母の像が明るくなり、優しく温柔な聖母の美しい声が聞こえて来ましたが、その時、バラの香りが漂って来ました。

聖母:
愛する私の小さな魂霊たちよ!主と私の愛の中であなたたちは固く手をつないで、聖徳の光の中で私と共に進みなさい。そうすれば、罪と悪のすべての暗闇を追い払う光になるでしょう。

もう人間の目でない目で私を見なさい。今、この時代に、私の汚れない心は茨の冠りに囲まれていますが、とくにひどく痛みます。早くもっと大きな愛と犠牲をもって私を伝えなさい。

サタンの誘惑によって犠牲となる霊魂が毎日増加していますから、それを見るこの母の心はひどく痛むのです。

主を証し拠立てなければなりませんから、悪魔にこの上なく憎まれながら、常に苦しみを受けなければならない、哀れな私の小さな霊魂に、あなたたちが力となって勇気付けて上げなさい。今、彼女は茨の冠で押え付けられて、身は満身瘡痍になり、世の罪の贖いのために苦しみを捧げています。それは、人性からえぐり取られる肉芽の一片ではないでしょうか。

愛する子たちよ!あなたたちが彼女を助ける事は、私を助けてくれる事になり、汚れない私の心を慰める事にもなります。主は必要な時に恵みを与えられますから、彼女が全世界に私の愛のメッセージを勇ましく、完全によく伝えるように、あなたたちが力となってあげなければなりません。彼女は何も知らないではありませんか。主の救いの事業に共に参加するようにするため、主が彼女の世俗の知識を全部覆ってしまい、私の内だけで活動するようにしましたから、彼女もとても、もどかしいと言います。

あなたたちが私の小さな魂霊をよく助けて一致すれば、私があなたたちに香ばしいバルサムの香油を降り注いであげます。それは正しく謙遜、信仰、依託の象徴です。

望まずに互いに与えなさい。そして、常に目覚めていなさい。悪魔は、今、あなたたちをどんなに恐れて憎むか知れません。それで、悪魔はあらゆる悪巧みであなたたちを倒そうと荒れ狂うのですが、私は常にあなたたちのそばであなたたちを擁護して守っていると言う事を忘れず、幼子のように純粋になって、奉献した通りの生活をしなさい。

それで、あなたたちに私の霊を吹き込んで、本当に私の生命で育って、天上の母の現存を表す私の子らとなるようにしましょう。そして、天上では永遠の幸福を享受する光栄の花冠を受けるようになり、私のそばに立つようになるでしょう。

聖母の言葉が終ると光は消えました。その時、聖母の像の全身は濡れていたようでしたが、少し後には、額から香油が流れ始めました。

 

1994年8月12日 悪魔の誘いで散った民が、地の果てまで引き連れられたとしても。

午前8時20分頃、私は聖母からのお呼びを強く感じて、涙を流される聖母の像が安置されている所へ行って祈り、そのとき現示を見るようになりましたが、空は晴れて紺碧の光があふれていました。ところが急に雲が群がって来て、太陽を遮るかと思ったとき、またたく間に雲が空の全体を覆うようになり、世は暗に変わっていました。

私は喉を詰まらせた声で叫びました。“悔い改めなければ亡びます。早く悔い改めて、信心深く祈って、聖母を通して主に付いて行きましょう”。すると、世界中の各方面から沢山の人々が集まって来て、一緒に祈り始めました。その時、空を覆った雲が晴れて、五色燦然たる光を発しながら、勝利の聖母が現われになりました。その光はとても強く、天から地まで熱く降り注いでいました。そこには沢山の神父たちと修道女たちと多くの信者がいました。少し後に皆が光を受けながら聖母の家に入って行く光景が見えましたが、その時、道の端にいた人々も光を受けている姿が見えました。皆が聖母の家に入って行っても、天から降り注ぐ光は変わらずに五色燦燗として、屋根を通して皆を照らし続けました。その時、勝利の聖母ではなく、涙を流される聖母が優しく、温柔に、親切に言われました。

聖母:
愛する私の司祭たちと私の子供たちよ!
世から聞こえて来る、あの叫び声を聞きなさい。滅亡の道を駆け進んでいる、あの幾多の人民・・・全世界に広がって行く暗黒のために、目が眩み、耳が遠くなった子供たちが、どのくらい沢山いるのでしょう。

しかし、私が、あなたたちのその小さな真心と祈りによって、世を襲うはずの大暴風雨を鎮めてくれるよう、私の子イエスに親しく頼み、前兆が来る前に防いでくだされたのにかかわらず、目が眩んで、耳が遠くなった者たちが、それが間違いなく警告であるのをどうして分かりましょうか。それで、世の子供たちが目覚めないで、心からの私の頼みを受け入れなければ、神がかつてサウル王に与えられた愛を、彼の自由意志の乱用によって取り上げられたように、同じく取り上げになる事もできます。

しかし、私の呼びかけに答えて、私に従うあなたたちに与えられた愛は取り上げられないように願いましたから、心配せずに私に従って来てください。神がモーセのそばから離れられなかったように、あなたたちのそばからも決して離れられないでしょう。

ですから、私の愛に招かれた司祭と子供たちよ!蛇を踏み付ける私の能力であなたたちを助けてあげますから、私があなたたちに与えた愛のメッセージが生活の中で実践されるように、勇気百倍の力を持って、全世界に、より一層熱心に伝えなさい。

神は引き抜いたり、崩したり、滅ぼしたりされて、取り崩してしまわれますが、危険に面したこの時代に私の選んだあなたたちを道具として、悪の道でさ迷い、あなたたちの助けを必要とする人々の傷に香油を塗り、内的な断末魔の苦しい時間を縮めようとなさるのです。ですから、早く私のもとにもっと近付いて、あなたたち皆が力を合わせて私を助けてください。

私の愛を体験してからも、悪魔の狡猾な誘惑にだまされた、哀れで可哀想な子供たちがどれほど多い事でしょう。どんな苦しみに会っても、私の愛のメッセージを通して主に従うように伝えるのが、まさしく私に従う事であり、罪悪で染まって泣き叫ぶ人々の傷に香油を塗ってあげる事なのですから、早く急ぎなさい。

私がいつもあなたたちのそばにいて、危険な時に助けてあげますから、私の言葉によく従いながら伝えている時に迫害を受けても、あなたたちの受ける大きな褒美が天に準備されていると言う事を忘れないでください。

私の選んだ司祭と子供たちよ!今日、私があなたたちを、強く防備された城、鉄の柱、そして青銅壁のように立ててあげますから、私があなたたちに与えた愛のメッセージがすべての子供たちに早く伝えられて、そのまま実践されるように公表しなさい。

私の愛のメッセージがその通りに実践されれば、悪魔の誘惑によって散らばった民が、地の果てまで引き連れられたとしても、私がそこから彼らを呼び集めて、永遠に搖がないようにしましょう。それで、あなたたちは私の愛の懐に抱かれ、大切にされながら十分に乳を飲むようになり、霊的、肉体的な生気を取り戻すようになるでしょう。

言葉を終えられ、聖母は美しい微笑みを見せて、消えられました。

 

1994年8月15日 私はサタンが破壊した所を建て直します。

午前10時、羅州のカトリック教会で聖母被昇天の祝日のミサに与るようになりましたが、聖体拝領の後、私は、黙想の中に現示を見るようになりました。天から火の玉が降りて来て、人々の上に落ちて燃え上がる光景が見えました。私は非常に驚き、上を見上げましたら、そこにはレイモンド・スピース神父が多くの人々を救い出すために何か叫んでおられ、もう一人、他の神父がスピース神父に手をかして上げていました。

暫くして炎が燃え上がって、神父たちが危なくなると天から燦爛たる光が照りはじめ、青いマントをはおられた聖母が現われになり、マントを広く拡げて、飛び下りるようにして、二人の神父をマントの中に包み抱え、火の中から救い出されました。聖母は二人の神父に優しく言われました。

聖母:
私の使徒になるために養成された私の子たちよ!
今日、あなたたちに私の慈悲と愛の光を授けます。暗闇がすべてのものを覆っても、私に信頼して従うあなたたちは、私の助けによって、光を受けるようになります。それは、まさに私の敵が勝利を収めたように見えても、私の計画を果すために、目に見えない現存によって、あなたたちを悪魔から守って保護するからです。

今、罪悪に満ちて暗闇に覆われたこの世は、さまざまな災いの中で危機にあり、破滅に至っていて、フリーメーソンの信奉者たちのために、教会の活動さえも一層麻痺してゆく実情です。

幾多の子供たちと主のために仕事をすると言う多数の牧者たちさえも、目覚めている事が出来なく、人間的な目で世の物事を見、形式的に活動しています。彼らに従う羊たちはどうなるでしょうか。彼らの背教と裏切りによって私の選んだ小さな霊魂が臨終の瞬間にも至る激しい苦しみを奉献している事を、私の呼びかけに答えるあなたたちに知らせて、助けを請おうとするのです。

早く私の心を正しく伝えるように、私の小さな霊魂を世に派遣しなさい。私の小さな霊魂を通して伝えられる、私の愛のメッセージが、霊魂を病んだ子供たちの傷の香油となるでしょう。

ずっと以前にも話したように、私はサタンが破壊した所を建て直し、サタンが傷つけた所を治癒し、サタンが勝利を収めたように見える所で勝利を収めると述べた、私の言葉が必ず実現するでしょう。

ですから、あなたたちの助けが切実に必要なのです。最も激しい分裂の時期であるこの時、サタンはこの世に火が落ちる事を望むので、時間と空間さえも越えて最後のあがきで、私との戦闘をもうすでに始めていて、世を倒そうと思っています。私の兵士であるあなたたちが戦争で着るよろいを準備し、私の盾で防ぎ守ってあげまずから、一層深い信頼心を持って私に従い、殉教の精神で勇敢無双に戦って、忠誠を尽くしてほしい。

愛する私の司祭たちよ!この上もなく愛する私の司祭たちよ!
あなたたちは私の赤子です。赤子はママの声をよく聞き分けて喜んでついて来るでしょう。血を流すこのママの苦痛、心の傷に、愛の香油を塗って慰めてください。

言葉が終り、二人の神父方をもう一度一緒にしっかり抱きしめ、優しく二人の手を取り、ほほ笑まれながら、聖母は消えられました。

 

1994年9月24日 親鳥がひなを羽の下に集めるように私の搖りかごの中へ。

フィリピンの巡礼者40人余りとアメリカの巡礼者20人余り、そして韓国の10人余りが、泣かれる羅州の聖母の家に巡礼して、午前11時40分頃、羅州の聖堂でフィリピンのオジェリ神父の司式の下にミサに与る事になりました。聖体奉挙の時に私は慈悲深い主イエスの喜んでおられる姿を聖体の中に見るようになり、言葉で言い表わせないうれしさで胸が一杯になりました。“おお、主よ!万民を救おうと御自ら食べ物になるまで、ご自分を低くなされて、真に私たちの中に来られた愛の王である救い主よ!主の子供たちが一日も早く悔い改めて、これから迫って来る火の災いから免れる事ができるように慈悲を施してください。” と切に祈りながら聖体を拝領して、席に戻って黙想していました。聖体を含んだ口の中から血のにおいが強く感じられて、隣に座っていたルビノとアンドレア兄弟に見せたところ、驚いて神父に知らせ、皆が目撃して声を出して泣きました。

聖体は、初めは浅黄色でしたが、毛細血管が出来始めて、徐々に赤い血に変わりました。その時すぐ私は脱魂状態に入るようになり、沢山の人々が多くの大きな船に乗って海を航海している光景を見ました。私も船に乗っていました。ところが私たちの乗った船は少し劣るように見えましたが、船首には大きな鳩の形があり、少し後方の右側にはカリスと聖体が描かれている旗と左側にはMの文字の描かれている旗がひるがえっていて、その中央で青いマントをはおりになった慈悲の聖母が、余りにも優しく、美しい姿で船を導いておられました。

他の多くの大きな船は船首に赤い竜の形がつけられており、赤色、緑色、黄色など、さまざまな色で、きらびやかに装飾されていましたが、その船の中にいるおびただしい群衆は、存分に食べて飲みながら楽しんでいました。その時、私たちと一緒に船に乗っていた何人かの人々が、その光景を見て眩惑され、羨望の目で眺めながらその船に乗りたいとの望みを、他の船に乗った人々が直ちに見抜き、そちらへ渡って行く橋を作りました。彼らがそちらへ行こうとすると、聖母が口を極めて引き止めに掛かられましたが、彼らは聖母を振り切って行ってしまい、聖母は無言のまま、切なく涙を流しておられました。

どれくらい過ぎたでしょうか。台風が吹きつけ始めて、空は暗くなり、暫くして天から火の玉などが落ちると聖母はいち早くマントを拡げて私たちを覆ってくださいましたから、私たちは無事でした。しかし、他の船に乗っていた人々が、火で燃え上がり、溺れながらもがき、皆が水中に葬られて行く様子は見るに忍びない残酷な光景でした。悽惨なその光景を切なく眺めながら涙を流しておられた聖母は、溺れていた人々の中で何人かが主を呼び、また聖母の助けを請いながら、私たちの船に近付いて来ると、いち早く彼らを水中から救い出して、私たちの船に乗せられました。彼らは暫く目が見えなくなり、悪魔の誘惑に乗ってしまい、最後の瞬間に過ちに気づき、心から悔い改めて主を尋ねる人々でした。

彼らが救い出されると台風は治まり、海も静かになって、暗い空は晴れて青く明るくなり、燦爛たる光が私たちの上に注がれ、天使たちの歌声が聞こえて来ました。“アヴェー、アヴェー、アヴェー マリア”。

この時、聖母は私たち皆に親切に、和やかに言われました。

聖母: 
この上もなく愛する私の子供たちよ!
最後のこの時代に、私の使徒になるよう招かれたあなたたちを、親鳥がひなを羽の下に集めるように、私の搖りかごに泊まるようにして、私が準備したマリアの救いの箱船に乗せて身を避けさせた事を決して忘れず、元に帰る事なく、二度とこれを降りる事のないようにしなさい。

この浄化の時代に、私はあなたたちの霊魂だけを愛するのではなく、肉身も愛しますから、険しい道で私があなたたちの手を取って導いて行くという事を確実に知らせてあげます。

これがまさに私の子イエスの光栄に完全に与る事ができるようにするために、私が準備した天国に行く近道です。それで、私はあなたたち皆を私の愛に導いて、霊的な幼子にし、小さな霊魂になるようにします。そうすれば、私の子イエスと私があなたたちと一緒に対話を交わしながら生活する事ができるようになるでしょう。

この浄化の時期に、広大な大陸で数多くの子供たちが、私の敵である悪魔と力を合わせて、頭で分別して口で言い、大人の心で考え、人間的な知識と知恵を総絞りして、誤りに陥り、かつ判断して行動するので、イエスの聖心と私の心から外れて迷っています。福音的生活ができない上に、天の母である私の言葉を聞き分ける事もできません。それで私の心がひどく痛むのです。

今日、悪魔の欺瞞は余りにも悪賢く、計略をめぐらして、善良な霊魂たちだけでなく、多くの牧者たちまでも欺いています。それで、彼らに従う羊たちが僅かばかり間違えて、さまざまな災いによって滅亡に向かってもよいのでしょうか。

霊的な目が眩んで耳が遠くなり、自ら罰を招いて滅亡の道へ向かって行く彼らに、召されたあなたたちが、私の与える愛のメッセージを伝えて、主を知る事ができるように、早く彼らを眠りから覚めさせてください。

私の子イエスが、短い公生活の間に救いの福音を伝え、多くの霊魂の思いを変えさせ、沢山の愛の奇蹟を行われたように、あなたたちも私の子イエスのように、この至高の瞬間のために準備しましたから、すべての人が考えなおすように助け、病いを治し、深い傷を手当して上げて、恵みと平和と愛を伝え、どんな罪人でも許して上げなさい。

この世の私のすべての子供たちが国境と民族と分派を超越して、互いに和合して一致するように、あなたたち皆が愛の力を発揮するなら、教会が刷新されて、輝やく新たな聖霊降臨が実践され、この世は、聖体にこもられる主を通して救われるようになるでしょう。

マルチン・ルターが自分の信仰を張りながら驕慢に宗教改革を試みましたが、彼もあなたたちと全く同じ私の愛する子でした。

人間は過ちを犯して失敗で間違う事もできますが、その失敗を通して主は悪を善に変えて使われる事もおできになる事を思い、人間的にほかの人を絶対に判断して批評してはいけません。既に分かれて行った小さな教会の中では、私は受け入れられませんでしたが、これからは徐々に私は教会の母として受け入れられるでしょう。

愛する私の小さな霊たちよ!エルサレムの屋根裏部屋で私が使徒たちといつも一緒にいたように、私に従うあなたたちといつも一緒にいますから、カトリックだけでなく、この世の私のすべての子供たちに私の愛の言葉を伝えてください。

主を伝えながら私を伝えるあなたたちに断末魔の内的な苦しみを伴う事がありますが、天の母である私があなたたちのために永遠に休む事ができる安息所を準備している事を忘れずに奮闘努力して、聖体の内に実際に現存しておられる主を伝えなさい。主はパスカの神秘を分かち合おうと、どれほど努力されたか。

世の子供たちを救うために私の子イエスが十字架上で流された五つの傷の御血は、今も司祭が捧げる聖体の秘跡を通して、輸血者としてあなたたちに自らおいでになり、永遠に生きて、住まわれます。

ずっと以前にも言いましたように、いつもあなたたちの心を一杯開け放して、清い心で主に仕えるよう、告解の秘跡を度々受けて、聖体の秘跡の神秘を深く黙想しながら、いつも目覚めていなさい。そうすれば、この世に落とされるはずの恐ろしい血と炎の災いの代わりに、主の無限の慈悲があなたたちの上に注がれ、救いの祝福が与えられるようになるでしょう。

 

1994年10月23日 今、教会はフリーメーソンによる背教と不信の思想が。

午前8時30分頃、聖母のお呼びを感じて私は、涙を流される聖母の像が安置されている聖母の家に行きましたが、今日は特に、微笑んでおられる聖母の像の姿は非常に美しいものでした。その前で深く黙想していましたが、急に明るくなるので眺めましたら、聖母の像の周囲に光が漂っていましたし、聖母の左右には麗しい二位の天使が立っていました。その時、聖母は生きている姿に美しく変わられながら、優しく、親切に言われました。

聖母:
愛する私の娘よ!罪人たちの改心のために涙と、血の涙を700日間流したように、頭で香油を400日間見せ、その間の準備期間を経て、世の子供たちの救いのために、私のすべての愛をもって全身を絞り出して、今日まで香油を700日間流したにもかかわらず、その間、どれほどの子供たちが私の懐に戻って来ましたか。

娘よ!私が自分自身で、または天使たちに命じて、身を洗う事もできますが、私が準備した水で、あなたたちが私をきれいに洗ってください。多くの人々から疏外されている天の母である私は淋びしい。今、すべての子供たちから、孝愛のこもった、この上もない愛と、真心と、慰めを受けたいのです。

しかし、娘よ!世はますます罪悪にあふれていて、大堕落の脅威と滅亡の危険に面しています。もうすでに、神の怒りの杯が溢れている非常に重大なこの時期に、世の救いのための最後の努力で、殉教の精神を発揮して苦心するこの母の心を、全世界のすべての子供たちに、早く伝えなければなりません。今、人類は世界のいたる所で、苦しみの瞬間を味わっています。家族が家族同士を打ち、国と国が対立し、同族同士が残忍にも殺し合う内戦は、どうした事でしょう。

これがまさに恐ろしい苦しみの瞬間でなくて何でしょう。世界のいたる所で陣痛を味わっている今、私は教皇の代理者を、あなたの霊的指導者を通して呼ぶでしょう。霊的で内的な困難を経験している世の子供たちを救うために、私とサタンとの決定的な闘争に共に参加するように、あなたたちを呼んだのですから、勇気百倍して叫びなさい。

私がいつもあなたたちと一緒にいます。不毛の荒野で暮らしている危険にさらされている人類が、第2のバベルの塔を築かないように、そしてソドムとゴモラの時代のように滅びてはならないので、彼と一緒に手をつないで仕事をするように呼んだのです。早く急いで私の愛のメッセージが、全世界にもっと強く伝えられるように宣布しなさい。血と罰を自ら招いている、すべての民を救わなければならないのです。

愛する私の子供たちよ!今、教会には背教と不信の思想がフリーメーソンによって深刻に進行しているにもかかわらず、霊的に目が眩らんで、耳が遠くなった多くの聖職者と修道者たちまでも彼らの召命を疎かにし、内的な堕落によって、見もせず、聞き分けもしませんから、この母の心は大変切ないのです。

教会のこのような苦しい時期に、私の子イエスの代理者であり、教会の長子である教皇は、今、教会のためにゲッセマネで断末魔の苦しみにうめいています。彼の心は、ちょうど死と同じ悲しみで圧迫されていて、残酷な苦しみの十字架を背負ってカルワリオの丘を登っています。彼も人間ですから、身体の老衰もあって、肉身の苦しみと疲れがありますが、もっと大きな苦しみは、ユダのような裏切りと、自分の同調者たちまでも素直に従わないで、むしろ妨害して障害物を持ち出す実情であり、最も愛すると言う人々までも彼のそばから心を遠ざけていますから、その孤独と淋しさを和らげるすべがないのです。

しかし、私は常に彼のそばで母性的な愛をもって彼を支えていますから、あなたたちも忠直な心で彼の擁護者となって、彼の言葉に耳を傾けて一致するように、愛の心で祈り続けなさい。罪人たちの改心と救いのために私に従うあなたたち皆が、犠牲をし、贖って、奉献した通りの生活をしようとする時、私はあなたたち皆を天国に導くための、確実な道を備えるでしょう。

私の言葉に“はい”と答えて完全に私に従えば、浄化されて、美しくなった新しい世界の上に、新しい夜明けが来るのをあなたたちが見るようになるでしょう。

 

1994年11月2日 私の母だけが、神の怒りを他へ転じる事ができます。

世界的な聖体の研究者であるマルチン・ルチア神父の司式のもとに聖アントニオ教会でミサが捧げられましたが、私は聖体奉挙の時に聖体の中で、十字架に付けられた主イエスが血を流しておられる姿をかすかに見るようになりました。

私は聖体を拝領して席に戻って座りましたが、その時、威厳に満ちていながらも、優しい主イエスの声が聞こえて来ました。

主イエス:
いつも自ら不足ですと、自分を低くする私の小さな霊魂よ!
聖体の秘跡の神秘を伝える私の代理者である司祭を通して、世の子供たちの救いのために血を流しながら生けにえとなった私が、あなたたち皆に、天から降った私の燃える愛を伝えるようにしようと、今日、あなたたちとのめぐり合いを私の母が準備しました。

オジェリ神父も私の母の呼びかけに答えたように、今日、私の愛する司祭も私の母の呼びかけに答えましたから、私の母の招きに答えたすべての聖職者と修道者、そして一般信者たちは、もうあなたの霊的指導者と一緒に愛の鎖でつながって、絶え間なく聖体の秘跡の神秘を伝えて、全人類を救おうと、涙と、血の涙ながらに訴える私の母の心に、よく従うように全世界に伝えなさい。

私を信じるように見えても、多くの牧者たちまでも霊魂に鍵がかけられたまま、心から私を受け入れる事ができなくて、真心なしに形式的にミサを挙げています。それがちょうど神に門を閉じながら、悪魔には門を開いているのでないとすれば、それは、何なのですか。このように悪魔は、牧者たちまでも霊魂が迷いみだれて、自分が罪の中にいると思わないように無感覚にさせて、無防備の状態にまで至るようにさせるという事です。

それによって、私を信じる幾多の子供たちまでも、誠意なく聖体を受けていますから、どうして私がその中で活動する事ができますか。私は、私のすべての愛を尽くしてすべての子供たちに、聖体を通して愛の奇蹟を行おうとするのに、私を受け入るどころか、私の実体を思わないで、冒涜的に聖体を拝領する事で私を涜聖し、恩を忘れて、なおざりにします。それで私は、幾多の子供たちから見捨てられたまま、淋びしくも聖櫃の中で、道を見失って迷う子供たちが私のもとに戻って来て、愛してくれる事を渇望しています。

愛する私の子供たちよ!
救いの神秘が、聖体の中に現存している私を通して実現すると言う事を、皆にはっきりと伝えなさい。そして、私の母、天のあなたたちの母に完全に信頼して依託しなさい。この世のすべての子供たちが罪から逃れて、私の愛の懐に戻るように、私の心の苦しみと合わせて、涙と、血の涙を流しながら絶え間なく祈る私の母だけが、あなたたちの神、あなたたちの父である御父の怒りを、他へ転じる事ができるのです。

言葉が終わると、口の中に拝領した聖体がすっと解けながら、血のにおいが強くしましたが、その時、聖体は既に血と肉に変化していました。御血と御肉が動くさまを皆が見るようになり、主が聖体の中に真に現存しておられる事を、涙しながら、あがめ称えるようになりました。

 

1994年11月24日(1) 私のそばに聖櫃を準備してください。

午前10時20分頃、私は、羅州の聖母がお呼びですと言われる教皇の代理者である駐韓教皇大使と、レイモンド・スピース神父と一緒に、涙を流される聖母の像の頭上に王冠を被せて差し上げ、秘書であるモンシニョルのペトロ神父、オサンチョル神父、その外、多くの信者たちと一緒に祈りを捧げていました。11時頃に聖母の像の上に安置されている十字架から、燦爛たる光が降り注いで来ました。

その時、私はスピース神父に、“神父さま、今、十字架から光が降り注いで来ています。”と言い、少し経ってから “教皇代理者と霊的指導者に、あなたの手がきれいになるように祝福を受けなさい”との、像の聖母の言葉で、私は直ちにお二人から祝福を受けました。それで、約二年前にスピース神父に差し上げた聖母の香油で、お二人から、私の額と手に十字を印していただき、祝福を受けてから、聖母の前に出てひざまずいて祈り続けました。像の聖母も、十字架から降り注いで来る光と共に光を発しながら、優しく親しく、しかし哀願するような声で静かに言われました。

聖母:
愛する私の娘よ!目の中に入れても痛くないまでの非常に可愛い子である私の子、教皇の代理者に頼みます。私のそばに聖櫃を備えてくれるよう願ってください。

地獄に向かって行く幾多の羊の群れの面倒を見るように、私がこれほど切に願っても、多くの指導者たちが体面と人目のために私をなおざりにしていて、私がどんなに淋びしいのか分かってくれません。

さあ、御覧なさい。ずっと以前には、神の園に居た彼らの中のある霊魂は、今、すべての事を泥で塗り固めて腐らせてしまう、悪魔の泥沼にはまっています。

これ程多くの司祭たちが不誠実にミサを捧げていますから、主、自らは司祭によって愛の奇跡を行う事が出来ず、苦しみを味わいながら、罪を持つ状態の司祭たちが、引き受けた職分を忠実に成し遂げるように、そして主の愛と合致するように、一筋に招いておられます。

今や世界的に私の司祭たちからさえ、誤りが宣言されて広がって行き、福音宣教が現代社会に受け入れられるように、偽予言者たちによって文明と刷新を装い、不誠実に宣布されて伝えられる福音は、私の子イエスの福音ではありません。犯されている罪悪はいろいろと増えて行って、それが寧ろ正当化されて行き、汚水を浄化水だと我を張るなら、目がくらんだ者たち皆がその言葉に付いて行くのですから、彼らを惑わせた悪魔がどんなに喜ぶ事でしょうか。

愛する私の子らよ!私が最も愛するあなたたちを、今日、特別に、聖体の神秘を全世界に知らせるために、英雄的で忠実な証し人として、主と、私の現存を体験するようにするこの場所に招きました。道に迷った羊の群れを早く救うように助けてください。

天から降った生命のパンである聖体の神秘は、まさに涸れる事のない泉であり、救いの薬であると、既に私が何度も繰り返しましたが、主を拝領するためにふさわしく準備する子供は極少数に過ぎませんでした。

聖体は、まさに生命であり、永続的な泉の水であり、マンナであり、宇宙創造の奇跡と贖いの奇跡すら及ばない、永遠的な奇蹟である事を皆が知れば、幾多の私の子供たちが地獄の道に向く事はなかったでしょう・・・

このように聖体は超自然の出来事の主役であるにもかかわらず、既に多くの子供たちから、冒涜と侮辱と陵辱を受けて、踏みにじられていますから、早く私の愛のメッセージが全世界にもっと強く伝えられて、聖体の中に生きておられる主の新しい聖霊降臨の時期を、早めて迎えなければなりません。

愛する私の司祭たちよ!
涙と、血の涙ながらに訴えている私の愛のメッセージを伝える時、苦しみも伴うでしょうが、全世界から招かれたあなたたちを高い聖性註1)に導いて、口では双刃の剣で誤りの仮面をはがし、真理を伝へ、キリストの香りが漂い出るようにしましよう。

天の父の光りの前では、すべての虚偽と陰謀策、あらゆる悪賢い計略があっても、結局輝く太陽の前の霧のように消えてしまうでしょう。心配せずに私に完全に信頼して、私に任せなさい。これからは、あなたたちが汚れのない私の心の内に留まっていますから、誰もあなたたちを犯す事ができないでしょうし、私のすべての徳の服をあなたたちに着せますから、あなたたちの一挙手、一投足が私の香りに導かれて、小さな霊魂として暮すようになるでしょう。

愛する私の娘よ!
ある司祭が罪を犯したまま拝領しようとした聖体が、その司祭の口に入る事が出来ず、今日、その聖体を大天使ミカエルを用い、あなたを通して、私の愛する教皇の代理者、そしてあなたの霊的指導者に授けるようにしましたから、早く手でこれを受けなさい。

私は恐れ多くて、早く手を差し出す事ができませんでした。聖母が“心配せずに早く受けて渡しなさい”と言われました。

私が“はい、母さま!”と言いながら手を差し出すと、大天使は見えなく、ただ、強い光の中で聖体が降りて来て、それを受けましたが、その時、私は強い光のためにそのまま倒れました。

私が気を取り戻して立ち上がって見ると、教皇大使と秘書神父、スピース神父、夫、そしてすべての方々が囲んで見ていましたが、手に握られていた聖体はΑとΩの文字が描かれた大きな聖体が二つに割られて、一つは左手に、もう一つは右手の中指と薬指の間にそっと挟まれていました。

右手の聖体はスピース神父に差し上げましたが、そこに集まっていた聖職者たちと一般の信者たち70余名がその聖体を分けて拝領し、残った聖体はスピース神父が持っておられた小さな聖盒に収めました。

註1) 聖性 : 神聖で尊い資質。

 

1994年11月24日(2) 反応を心配せず、聖霊によって種をまきなさい。

昼12時頃、私は余りにも強い光を受け、力を失って倒れ、夫とルビノ兄弟に助けられて母屋に行くため、聖母の家の玄関を開けようとしたとき、聖母が急に呼ばれました。“ジュリア!急いで教皇の代理者と霊的指導者の手を取って、私の前に来てください”と言われる聖母の声が聞こえて来て、私は、その時、すぐ二人の手を取って、聖母の前に出て一緒に跪きました。その時、聖母は再び親切で優しく、そして非常に親しく言われました。

聖母:
ジョバンニ註1)!私の呼びかけに答えてくれた事、ありがとう。あなたこそ私の愛する、特権を受けた子です。あなたの信仰が完全で、あなたは慈悲深い私の心に、完全に任せて答えましたから、私の長子であり、教会の長子である教皇の代理者として、今日、この場所に特別に招待されたのです。

愛する私の子ジョバンニ!この世で最も卑しく、無資格者だと自称して、弱く、苦しみの中にある哀れな私の娘と一致して、罪の中にある世の子供たちを救うのを助けてください。

切迫したこの時代に、私の娘を通して世に伝えようとする私の声までも、人間的な考えで伝統を固執し、生真面目に道を遮うとしますから、私の心があせりかねて血を吐くのです。僅かでも、フリーメーソンの工作によって破滅に至る事もできるのですから、このまま黙って待つ事ができません。

この上もなく愛する私の司祭よ!教会の多くの指導者たちまでも、承認されていないと言う理由一つで、私の愛のメッセージを受け入れないだけでなく、むしろ沢山の嘘まで合わせて、涜聖の罪を犯していますから、彼らに従う羊の群れはどうなる事でしょう。

早く私の愛のメッセージが承認されるように助けてください。そして、聖体の中に現存する主を慰めあげてほしい。

今、この時代の幾多の子供たちが地獄への道を急ぎ、ソドムとゴモラの時代のようになり、神の怒りがあふれて、罰が与えられる直前ですから、至らない私の娘を世に派遣して、私の与える愛のメッセージを伝える恩典を与えたのに、それに対して批判もあります。

主を伝え、私を伝えながら、すべてをなげうった私の娘と教皇が会うように、早く急いでください。その席に確実に私が一緒にいますから、それによって生ずる反応を心配せず、聖霊によって種をまきなさい。

小さな種の一粒だけでも良い土地に落ちるなら、あなたの功徳は天上の喜びとなるでしょう。それで、あなたはすべての民に天国に行く道を知らせる事になり、苦しむ私に、大きな喜びと慰めを与えるのです。

愛する私の子たちよ!勇猛で賢く伝えるように、私があなたたちと一緒に働きますから、早く急がなければなりません。これで、もうすでに主と共にあなたたち皆に、無限の愛と慈悲の光を授けます。では、ごきげんよう。さようなら。

私が、“アーメン”と言うと同時に、小さな聖体が光に包まれて降りて来て、“早く受けて拝領しなさい”と言われる聖母の言葉が聞こえました。

私の一方の手は教皇大使の手を、もう片方はレイモンド・スピース神父の手を取っていましたから、聖体が床に落ちるのではないかと思い、すぐ自分の口で受けましたが、数名の聖職者と70人余りの信者たちがこれを目撃しました。

註1) ジョバンニ : 教皇大使の名。