イエス様と聖母様のメッセージ - 1990年

 
1990年

05月08日 苦しみを受ける時にだけ救命具にしがみつくように、私にとりすがりますが。

06月30日 好奇心で奇蹟としるしを望む子供が多い。

07月30日 もっと愛の力を発揮して、英雄的に忠誠を尽くしなさい。

08月15日 悪の花は表面から見ると美しいが、潔白な外観の中にも。

10月04日 早く来て、私の霊的な乳を飲みなさい。

11月11日 神の義を求める人は必ず生かされます。

 
 
1990年5月8日 (韓国の父母の日)
 苦しみを受ける時にだけ救命具にしがみつくように、私にとりすがりますが。

全身はもちろん髪の毛だけ触れられても針で刺されるように痛くて、動く事が出来ませんでしたので、父母の日にもかかわらず、私は聖母の所へ行く事が出来ませんでした。それで私の主人であるジュリオが一人で行って、聖母の胸にカーネーションをつけてさし上げましたが、私の胸は強く痛みました。

“母さま!申し訳ありません。心と祈りの花束を送ります”と言いながら、私は横になって苦しみを奉献するのみでした。夜10時40分頃、私はかすかに聞こえて来る聖母の声を聞きました。

“娘よ!私は心が息苦しい。あなたは私が恋しくないのですか。”どんなに耳を傾けても、何も他には聞こえませんでした。

それで、不便な体をようやく起こして聖母の側へ行きました。聖母の家の小聖堂に入ると何とも形容しがたいある香りが鼻に感じましたが、その中には百合の香りも豊かに漂っていました。聖母はやはり涙を流しておられ、顔は青白く見えました。許しを請いながら祈ると、聖母の美しい声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!今日は、父母を敬うための日なのに、天の母を訪ねる子供たちはごく僅かしかいません。その上、私が選んだあなたまでも痛いと言って、この母を訪ねて来ないから淋しいのです。

私を母一人だけに放って置かないでください。私は私の慈悲の涙で幾多の霊魂を呼んで救いました。しかし、その愛にどれほど多くの子供たちが感謝する心をもって私に従ってくれたでしょうか。

悲しい!私の存在をまた忘れて、苦しい時にだけ救命具にしがみつくように、私にとりすがらなければならない哀れな幾多の私の子供たち・・・気まぐれなその心の中で私がどのように活動する事ができますか。願った恵みを受けると、すぐもとの惨めな生活に戻って、私の愛を忘れたまま、不孝にも恩知らずな行いをします・・・しかし、娘よ!私の慈悲は再び彼らを呼びます。

愛を受けてからも感謝する事が出来ず、恵みを受けてからも施す事を知らなくて、当然に受けなければならない事のように自分のものと思ってしまう哀れな子供たちのために、私はこんなに涙と、血の涙を流しているのです。今日、あなたたちだけでも苦しんでいる私の聖なる心を慰めてください。

まだ認められていないこの母は、本当にすべての被造物の上にいて、すべての異端の上にいます。驕傲(おごり高ぶる事)な涜聖の罪で、神まで冒涜して悪魔と力を合わせる哀れな霊魂たちを救うために、早く認められなければなりません。悪魔に勝つためには、どんなに沢山の対価を払わなければなれないか、私もあなたを見れば切なくなります。

娘よ!勇気を出して苦しみをもっと美しく捧げなさい。そして、一致のためにもっと祈りなさい。私のメッセージが世界に広まつて、メッセージの実践が現実になろうとしていますから、悪魔たちはますます気ままに振る舞っています。司祭たちの仲も引き離そうと、赤い竜はいろいろな手段と方法を選ばないで総動員しますが、あなたたちの信仰と愛をもって仇敵であるサタンを身動きができないようにしなさい。

そうして、多くの霊魂を救うのに協力してください。あなたが惨めだと思う事までも私に捧げなさい。このすべてを見ている母である私の心も傷を受けているのです。

娘よ!あなたの中ににおられる神なる父に心の門を広く開いて、強くならなければなりません。神の深奥な愛の内で悪魔と戦って勝利を収めて一致するように、私があなたたちと共にいます。一致こそ美しい果実ではありませんか。

仇敵の悪賢い計略に陥る霊魂が多いため、命を捧げるほどの犠牲をあなたに要求しなければならないのです。

娘よ!贖いの協力者であるこの母の無限に広く汚れない心の中に委ねて、私に従いなさい。あなたが休めるねぐらをこの母が準備している事を忘れないでください。失望せずに私に従うようにしなさい。私を信じて私に従いながら私を証し拠だてるすべての霊魂たちにも、同じ慈悲の恵みを与えます。天と地をつなぐ綱である私の愛の系図を通して、私の子イエスが祝福の杯を与えてくださるでしょう。では、ごきげんよう。さようなら。

聖母の言葉が終わると、誰かが撫でるように優しく触れました。私は生きておられる聖母が苦しんでいる私を撫でてくださっていると思いましたが、気を取り戻して見ましたら、私の主人、ジュリオでした。

“ジュリア!聖母が血の涙を流しておられます・・・”緊急な夫の言葉に聖母を仰ぎ見ると、聖母は血の涙を沢山流しておられました。鼻の下にも一杯でした。この時、夜11時20分頃でした。血の涙はずっと流れ続けて、夜明け1時20分頃、徐々に血は乾き始め、涙だけを少しずつ流しておられました。

 

1990年6月30日 好奇心で奇蹟としるしを望む子供が多い。

聖母が涙を流された5周年を記念する徹夜の祈祷会の行事中、夜11時頃、私は脇腹の苦しみを受けながら脱魂状態に入りましたが、その時、明るい光に照らされながら聖母が現われになりました。聖母は普通の時よりも、もっと美しく優しく親しく優雅な姿で、青いマントをはおられて現われになりましたが、左手にはロザリオを持ち、右手では祈祷会に参加したすべての人々に光を照らしてくださいました。その時、天から主イエスの姿が見えましたが、赤いマントをはおられ、慈しみ深く、優しい姿で私たちを見下ろしながら、腕を広げて光を照らしてくださいました。その光は太陽の日ざしのように放射されて、祈祷会に出席した皆を照らしました。いつの間にか、私たちと一緒に嬉しく祈る聖人聖女たちの姿と、私たちと一緒に踊りながら祈る天使たちの姿も見えました。そして聖母の非常に穩やかで優しい声が聞こえて来ました

聖母:
娘よ、ありがとう!私を忘れず訪ねて来た私の子供たちに、今日、特別に私の子イエスが光を照らして祝福を与えます。そして、あなたが受けたその苦しみと愛を通して、今日、多くの子供たちが改心の恵みを受けるでしょう。

愛は勝利です。あなたの心を尽くして切望しなさい。それで、多くの霊魂の救いのために貴重な恵みが与えられるでしょう。世の罪の度が過ぎるので、私の燃える心の愛だけでは不足で、あなたたちを招いているのです。今この時間にも、私は私の愛のメッセージを伝えるために他の所でも、徴を見せて主を崇め称えるようにしました。

三位の神が一体であるように、私もたった一人であるあなたたちの天の母です。父と子と聖霊が一つであると同じように、あなたたちも皆一つになりなさい。

好奇心で奇蹟としるしを望む子供が多いので頼みます。すべての子供たちが切なる私の愛の声を聞いて、能動的に生活して信頼心を持って私に従うように、もっと大きな犠牲と贖いで、彼らを私のもとに連れて来てくださいい。それで、彼らが完全に私に従う時、愛の懐に抱いて上げて、天上の喜びを享受するようにしましょう。娘よ!私があなたたちの側にいつもいると言う事を忘れないでください。

ジュリア:
おお、主よ!私の母さま、マリアさま!私たち皆を呼ばれましたから、ひたすら主のみ旨がこの地上に根を降ろすようにしてください。私たち皆が生けにえと感謝の捧げ物を持って、主の祭壇に進むようにしてください。

その時、天から聖霊が鳩の姿で現われ、祈りの集まりに参加した皆に光を照らしてくださいました。

 

1990年7月30日 もっと愛の力を発揮して、英雄的に忠誠を尽くしなさい。

去る7月27日の午前10時頃に、聖母の家の小聖堂の増築工事のために聖母をビデオ室に移して安置しましたが、10時15分頃に聖母は涙を流し始められて、11時頃に涙が乾き始めました。レイモンド・スピース神父がなぜ涙を流されたのかを調べなければならないと言われましたので、ずっと答を待ちましたが、何の話しもありませんでした。ところが涙を流されてから、3日が経った今日の午前9時に、ロザリオの祈りの後、黙想中に聖母の像から言葉が聞こえて来ました。

聖母: もっと愛の力を発揮して英雄的に忠誠を尽くしてください。

聖母がもっと話されるようで待ちましたが、これ以上は何の言葉もありませんでした。この時、聖母の姿は非常に沈んで見えました。

ジュリア:おお、愛の母さま!英雄的に忠誠を尽くすように努力します。

 

1990年8月15日 (聖母被昇天の大祝日) 悪の花は表面から見ると美しいが、潔白な外観の中にも。

私はビデオ室に安置されていた聖母の前に出て、ある小さな霊魂の真心と孝心を聖母に奉献して、彼と一緒に泣きながら祈っている途中、午後4時15分頃に脱魂状態に入りました。輝く王冠を被られた聖母が青いマントをはおりになって一方の手にはロザリオを持ち、非常に美しい姿で現われになりましたが、顔には心配が溢れ出ていました。

聖母: 娘よ!この世の罪悪が非常に多く、今日も私は苦しみを味わっています。

私は、聖母のこの言葉を聞いて非常に切なくなりました。聖母被昇天の大祝日である今日だけでも、すべての子供たちから慰められ、讚美と賞賛を受けられなければならないのに、今日も苦しみを味われるとは・・・私の心は非常に痛みました。

聖母:
娘よ!今、あなたが考えているように、すべての子供たちが同じく考えるなら、どんなに良いでしょうか。今、多くの子供たちは腐って無くなる肉身と、誤りに染まった世俗に妥協して、形式的に私に従っています。心から私に従う子供たちは極少数に過ぎないので、私の心は非常に悲しいのです。

聖母は喉を詰まらせた声でしたから、私は聖母を見ましたが、聖母は泣いておられました。私は聖母に切なく申し上げました。

ジュリア:母さま!申し訳ありません。お許しください。私が余りにも不足でした。もっと努力して、母さまのみ旨に従いたいと思います。

聖母:今、悪魔はあなたを倒して、私の選んだ司祭たちと多くの子供たちを打ち倒し、メッセージが伝えられないようにしようと、あらゆる方法を尽くして苦しめています。

悪の花は表面を見ると美しいが、狡猾にも純真な霊魂の心まで混乱させて、捕らえてしまいます。つまり、悪は潔白な外観の中にも隠れています。これは、恵みの中にある霊魂だけが見分ける事が出来ます。それで、天の道を知っていると言いながら、頭では知っていて、口ではそう言いますが、実践に移す事ができません。傲慢と貪欲をもって判断する霊魂たちの傲慢な心をむなしくして、あなたを通してその霊魂たちが私に捧げられないとしたら、私はそれを喜ぶ事ができますか。

ジュリア:はい、母さま!でも、母さまが助けてくださるなら、何も不可能な事はありません。

聖母:ありがとう。私の娘よ!

その時、急に地震が起きたような騷々しい音がして、私の前に不思議なものが現われましたが、上体は灰色の馬の形で、下は人間に似ている分裂の悪魔でした。多くの国の間に仲違いをさせて三つの個所では戦いが始まりましたのに、中央の国は戦う途中で逃げて行く様子も見えました。その様子を見て悪魔は大喜びで笑っていました。大きい悪魔が小さい悪魔たちを世に派遣して、またその大きな悪魔はすべての国々を一目で見下ろしながら、またどの国に戦いをしかけようかと、気味の悪い姿で微笑んでいるので、私がもう止めたほうが良いと言うと、その悪魔は自分たちの仕事に協力するなら国の一つを与えると、私に優しく言いました。

私が断固として拒絶すると、その悪魔は“お前とスピース神父を殺してしまえば、私の仕事がはかどるのだ・・・お前はわれらの大敵だ。だからお前を殺してしまうのが良い” と言いながら、いきなり私に飛びかかって、私に降伏を要求しました。

しかし、私が屈服しないので他の悪魔たちを呼んで殺そうと言いました。馬の形をした親分格の悪魔は私を倒して首を押え、他の小さい悪魔は足を取って折ろうとしました。それでも、私は聖母に完全に全てを委ねて、むしろ私が殺されても全世界に平和があるようにと切に求めました。ふとした瞬間、目の前がまっ暗になり、死ぬかもしれないと思いましたが、その直後、首が自由になり、光があかあかと照り始め、誰かが私の手を取りました。暖かく大変柔らかな感じでした。その時、優しく親しいながらも痛ましい声が聞こえて来ました。

聖母:
娘よ!私の愛する可愛い娘よ!あなたにいつも苦しみのみを与えた事、心苦しく思います。しかし、このママは非常な侮辱のためにもっと多くなった受難の苦しみを味わっています。今は、罪悪と無秩序の時代です。あなたが見たとおり、この世は無秩序が余りにも酷くて、大きな脅しが全人類を容赦なく押さえ付けています。私がそれを打ち破るとしても、世界が悔い改めなければ何の役に立つでしょうか。

この世の多くの子供たちが現在ほど改心から遠く離れて、悪魔の操りを受けながら、悪魔と力を合わせて、破綻をもたらした事は未だかつてありませんでした。彼ら皆が私の愛の声を聞かなければなりません。ところが、彼らが愛に燃える私の切ない声を聞き分けるどころか、冒涜と侮辱、批判と判断をもって私に逆らうので、彼らが人の霊魂に及ぼす害は深刻になり、愛する私の小さな霊魂たちが苦しみを味わうのです。

ジュリア:母さま!彼らが一刻も早く悔い改めるように私の苦しみを差し上げます。

聖母:
ありがとう。私の小さな霊魂よ!彼らの罪は大きいけれども、彼らを哀れに思い、彼らが私のもとへ戻って来る事を望んでいます。しかし彼らが私から顔を背けて逆らうなら、遠からず正義による神の手が高く上げられ、怒りの杯が溢れるでしょう。

その時になって後悔したところで何の為にもならないでしょう。

苦しみを受けながら私に従う私の娘よ!日夜苦しめて誘惑する悪の勢力に対して、手ごわい戦いをしなければならない弱い私の小さな霊魂たちを、今日も、あなたの苦しみを通して呼び集めます。もっとよく奉献してください。高蛋白であればあるほど腐れば匂いがひどくなるように、坂が険しければ償いも大きいと言う事を知りなさい。

あなたの耐え忍んでいる苦しみを通して殉教の種子を受け集め、私の純潔な心の花園にその善良な種子をまいて花を咲かせようと思います。ですから、善い種子を沢山準備しなさい。それは、決定的な試練の時に多くの国と人類を救うためなのです。

私の愛する小さな霊魂よ!私に向けるその忠誠心で、犠牲となった私の愛をひどく侮辱したり、反抗したりする兄弟たちのために、そして現在、教会のために出産の苦しみを耐え忍んでいる聖職者や修道者たちのために、あなたたちを完全に捧げなさい。愛をもって私に完全に委ねて従った聖人たちのその道をまっすぐ行かなければなりません。

私に近づいて従わなかった聖人、聖女はかつていませんでした。私が選んだあなたは、あなたが受けた重要な使命のために私の保護と私の愛を絶対に疑わないで、信頼し、依託して心から燃え上がる強い愛の炎をもって、怒りの杯を祝福の杯に変えるでしょう。

娘よ!この世のすべての人々があなたを見捨てても、私がいつもあなたの側に居る事を忘れずに天国の報いを考えなさい。では、ごきげんよう。さようなら。

聖母が見えられなくなると、光が消えて苦しみが始まり、身もだえしましたが、目を開けて見たとき、私の体は支える事ができないほど非常に痛みました。担架に乗せられて母屋に来ましたが、実際に足がひどく痛く、足の指からは血が出ており、呼吸するのも困難でした。側で見守っていた方々が急に血の出る姿を見て不思議だと証し言したりしました。

 

1990年10月4日 早く来て、私の霊的な乳を飲みなさい。

私は、9月26日から泣いておられる聖母に、私の主人、ジュリオと一緒に夜10時40分頃にロザリオの祈りを捧げた後、再び黙想の祈りに入りました。どれくらい過ぎたでしょうか。祈りと言いうよりはむしろ慟哭でした。偽りの予言者たちに従って行く哀れな霊魂たちの耳が遠くなって、目が見えなくなる事で、心を痛めになる聖母を考えながら、また現在のいろいろな私の難しい立場をどうしてよいか分らず、心は切ないだけで、体がよく利かないため、霊魂も弱って行くようでした。“母さま、どうすれば良いでしょうか”と言いながら聖母を眺めたとき、聖母の像から美しい光が広がり始めました。聖母の像は生きておられる姿に変わり、非常に切ない声で言われました。

聖母:
娘よ!余りに焦らないでください。あなたの肉体と霊魂が今のように弱った事はありませんでした。破滅と悲惨に至った世を救うのは困難でしかありません。私の言葉を伝える時、私の声を皆が聞く事ができるように仕事をするのがどんなに難しいのか、よく知っています。

しかし、あなたは私の子イエスの、この上もなく聖なる苦しみの血によって生命を得ましたから、あなたのその激しい苦しみの中でも私によく従いなさい。それによって罪悪の悲惨さの中に生きている人々までも生命に導いて来るのですから、私の苦しみに共に参加しなさいと言うのです。神は既にあなたに幼い羊の血で清くなった不滅の服を着せてくださいましたのに、なぜそんなに弱音を吐くのですか。重要な使命のために私の選んだあなたはもっと強くならなければなりません。

娘よ!私が世にいた時に、私を狂人の母とまで人々が言ったのではなかったのでしたか。

天の女王として尊敬されなければならない私が今、地上の子供たちの分裂と混乱のために、多くの犠牲と苦しみと、涙ながらに訴えをしなければならないのです。助けてください。

世を襲う大災難などが足の甲に落ちかかろうとしていますが、余りにも打算的な人々が多いのです。

神を愛して私を知るようになる人は永遠の生命を得るのであり、愛の母である私の側に立つようになるでしょう。時代は変わっても、神の戒律は変わりません。祈って、また祈りなさい。

神聖で偏らない教会のために他のどんな時代よりも、深い愛の祈りが必要です。今、この時期は全人類にとって非常に重要なのです。

聖母はしばらくの間、言葉がありませんでしたが、涙をほろほろと流されながら、

聖母:おお、世のすべての子供たちよ! 時はまだ遅くありません。早く私のもとに集まりなさい。

早く来て、泉のように湧き出る私の霊的な乳を飲みなさい。霊魂を飾る事ができる花園を準備してあげます。

あなたたちの訴えと願いを受け入れようと私の心を大きく開いて置きました。あなたたちが自分を捨てて私のもとに戻って来る時、あなたたちが切望しながら見つけられなかったその幸福を、あなたたち皆を抱きかかえる事ができる平和の母である私の懐に抱かれて、その幸せを求めるようになるでしょう。

今、皆、私のもとに来て、涙と、血の涙をむなしくしないようにしてください。傷ついた私の心の慰めとなってください。

それは、まさに罪人たちが私の愛の声を聞き分けて悔い改め、私のもとに戻って来て、神の義を求める事なのです。

どんなに腐敗した霊魂でも悔い改める罪人は愛の強い炎によって許しを得る事ができますが、聖霊に逆らって罪を犯す人は最後の審判の時に正義で燃え盛る炎の災いを免れる事ができないでしょう。

聖母の言葉が終ると光は消えて、本来の姿通りになり、もっと沢山の涙を流しておられました。

ジュリア: おお、母さま、マリアさま!申し訳ない事です。そして感謝します。愛そのものである母さまが、その大きな愛で全世界に聖心の国が君臨するようにしてください。アーメン。

1990年11月11日 神の義を求める人は必ず生かされます。

私は、夜明け3時頃、自分の不足に泣いていました。どうすれば罪人たちのために苦しまれる主イエスと、泣いておられる聖母のみ心を満たしてあげる事ができるのでしょうか。私の心の奥深い所に苦悩の波が押し寄せて来る時、聖母の声が物悲しく聞こえて来ました。しかし、非常に優しく愛情深い和やかな声でした。

聖母: 娘よ!愛する私の娘よ!ダニエルは獅子の洞窟で死ぬより外はありませんでしたが、神は天使と予言者を通して、彼を救い出しになったのではありませんでしたか。神の義を求める人は必ず生かされます。余りにも心配するとか、あせるとかしないでください。死から呼びかえされた者たちの犠牲と贖いに対して耳を傾けてくださる神は、哀願して走り来る彼らの深い歎息を退けになりません。しかし、あくまで反逆する者たちについては、焦土に打ち捨てられる彼らまで救うためには、小さな霊魂たちの身を削る犠牲と贖いが必要なのです。

どんなに良い土地でも捨て置けば荒れて行くように、淀みの水も溜まっていれば腐ると言う事をあなたたちはよく知っているでしょう。それで、心の中にある石を取り出し、すべての雑草をみんな抜き取り、改心と祈りと神の言葉をもって武装しなさい。

今この時代の悪魔は良心まで堕落させる不道徳によって、貞潔の徳に逆らい、殺人を犯させ、中絶によって人間の尊厳性を破壊させ、不正と不義、悪口と暴言、憎みと報復をもってあらゆる罪悪の中で誤りに陥いり、不純と限りない利己主義の道を歩く、幾多の子供たちを見て、私の子イエスはどんなに悲しむでしょうか。

さあ、すべてを私に任せて、愛をもってもっと近づいて来てください。失った神の愛をこの世の隅々まで取り戻す事ができるように、私の愛のメッセージをすべての子供たちに力強く伝えなさい。暴風は既に荒れています。この暴風に荒されて滅亡してしまう、非常に大きな危険に置かれているこの世を、私の汚れない心の愛へ避難させる事を望みます。

愛する私の子供たちよ!盾となっているあなたたちの母マリアの避難所に早く戻って来てください。私は、喉が張り裂けるほどに叫んでも、私の呼びかけに応じる子供は極少数に過ぎませんでしたから、余りにも心が痛み、今日も私は果てしなく涙ながらに訴え続けています。

それで、娘よ!愛の母である私が天国に向かって行く箱船となってあげますから、“マリアの救いの箱船会”を作って、すべての子供たちが皆乗れるように助けてください。

私があなたたちの慰め手であり、避難所であり、天の国に向かって行く救いの箱船です。

私の手を取って、私に従いながら私を受け入れて、愛のメッセージを実践する霊魂が天の港に到着する事ができるように、私が彼らの救いの箱船となってあげましょう。

どのような混乱と窮乏と逆境の中でも彼らの手を取ってあげますから、さあ、すべての子供たちよ!私があなたたちのために作った箱船に皆が一緒に乗って天の国に向かって、愛を分かち合いながら行きましょう。

おお、私の娘よ!愛する私の子である司教にも知らせなさい。彼は心から親に孝行を尽くします。もう遅れずにこの母の旨を伝えるべき時が来たのです。一緒に手を取って上げましたから、もう一致してください。

幾多の私の子供たちを呼び集めるために、多くの苦しみが伴うでしょうが、その多くの苦しみを通して幾多の子供たちの激しく泣きわめく悲しみを踊りに変え、深い穴に落ちた者たちを生かして、夕べには涙を流しても、朝になれば喜びが訪れるようになるでしょう。